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優先席

駄田研究員:
昨日、久しぶりに残業なんてしてたじゃぁないっすかぁ。その帰りの電車内での出来事なんっすけどぉ。

苦麗夢所長:
残業っていったって、10時には帰宅の途についていたではないか。

駄田研究員:
忘年会シーズンってこともあってぇ、酔客とボクみたいな仕事熱心なビジネスマンで結構混んでたんですぅ。

苦麗夢所長:
一つ訂正しておくが、君は仕事熱心というより、どちらかというと、やることが遅いからじゃないかい。

駄田研究員:
たまたま乗り合わせたところが、優先席ぃ。その席の前に立っていたんですぅ。

苦麗夢所長:
若いんじゃ、空いても座らないことじゃな。

駄田研究員:
そこなんですよ。地下鉄なんですけどね、ターミナル駅に着くと大勢のお客が乗り込んできたんですぅ。
その先頭に初老の男性がいたんですぅ。目の前の優先席は3人掛け。3人の男性が座っておりました。するとその初老の男性は、3人の中で一番若くみえる30歳台と思しき男性に向かい、「すいません、ここ優先席なので譲ってください」と車内に轟かんばかりの大きな声でこう言ったんですよぉ。

苦麗夢所長:
ほお、ほお。

駄田研究員:
びっくりしたのは、むしろ横に座っていた2人の男性。そちらの2人が条件反射するかのように立ち上がったんですぅ。

苦麗夢所長:
その空いた席に初老の男性は座れたわけだな。

駄田研究員:
いえいえ、違うんですぅ。その初老の男性は「君が3人の中で一番若いんだから、君が立ちなさい」と。30歳台の男性も負けてない。「横が開いてるんだから、横に座ればいいじゃないですか」と。そのやり取りがしばらく続いたんですよぉ。

苦麗夢所長:
車内は混雑しておるんじゃろ。

駄田研究員:
ええ、だから、優先席2つは空いたまま、立ってる客はギューギュー。

苦麗夢所長:
そりゃ、座るに座れんわな。

駄田研究員:
マナーの問題なんですけどぉ、2人ともそこまで意固地にならなくてもって感じなんです。

苦麗夢所長:
確かに、初老の男性の言ってることは間違ってないじゃろ。ただし、強情になってもどうかとおもうぞ。30歳台の方も立つに立てなくなったって感じだしな。最初にすーっと立ってやるだけの気配りが大切じゃ。

駄田研究員:
優先席は、あくまで優先で、空いていれば座っていいはずですが、こうなると車内ムードは気まずいの一色ですからねぇ。

苦麗夢所長:
無作法な若者が増えたと嘆いているが、狭いシートに無理やりお尻を入れてくるご年配も少なくない。自分勝手が多いということじゃ。クレームと同じじゃな。明らかにおかしいというときだけクレームつければいいが、いちゃもんになっとるケースもまま見られる。冷静に、冷静にってことだ。

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