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中国冷凍餃子

苦麗夢所長:
中国産の冷凍餃子による被害が拡大中だな。口にした被害者には、非常に気の毒としか言いようがないが、扱ったJTフーズの長時間にわたる会見も、謝罪の弁はあったものの、「農薬とは思い至らなかった」と弁明してる醜さも見せていたな。

駄田研究員:
中国の毒餃子製造「天洋食品」も曖昧な対応に腹立たしい思いでいっぱいでしたぁ。

苦麗夢所長:
ようやく被害者宅を訪れたのもJTの人事部長だったな。花束1つ抱えての来訪だが、重大な責任を感じているのなら社長を謝らせにいけないといかん。もっとも食の安全をきちっと考えておるなら、社長みずから足がむくはずじゃ。

駄田研究員:
そうです、そうです。ところで、今日はゲストが来ているんですぅ。

苦麗夢所長:
ほうほう、どなたじゃの。

駄田研究員:
はいぃ〜、本誌「ZAITEN」で「無意識・無差別食品テロ」の特集を担当されたKさんですぅ。

苦麗夢所長:
これはこれはご苦労様。餃子の問題が起き、まさに「無意識・無差別食品テロ」が現実味を帯びてきましたね。

K:
おかげさまで……。

苦麗夢所長:
なんじゃ、浮かぬ顔をしているようだが。何か思い悩んでいるような。よかったら話してみてくださらんかな。

K:
この特集は、食品会社への安全に対する啓蒙と、消費者にも注意喚起という意味をこめているんですが……。

苦麗夢所長:
ほうほう。そうじゃな。

K:
実は、我が家の冷蔵庫にも今回問題となったJTが発売した「2種ソースのロールキャベツ」があったんです。お弁当用の食材で4個入り。息子の弁当用なんですが、すでに3つ使っていた。
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苦麗夢所長:
な、なんじゃと。それで息子さんは腹を壊した……。

K:いえ、幸いなことに、ウチの息子は胃の強さだけは人並みはずれておりまして。おまけにガタイがでかいために食中毒は起こしませんでした。

苦麗夢所長:
まぁ、そのロールキャベツに残留農薬が含まれていたかどうかもわからんしな。

K:
その3個のロールキャベツを日を分けて持っていっているんですが、そのうちの1個は非常に不味かったという苦言を母親に呈しているんです。もちろん、今回の毒餃子の騒動の前ですよ。

苦麗夢所長:
もしかしたら…農薬が…。

K:
それはわかりませんけどね。でも不味いと言ったそのロールキャベツには入っていなかったとは言い切れません。

駄田研究員:
まさにロールキャベツの「ロシアンルーレット」ですぅ。

苦麗夢所長:
バカ者っ!冗談を言っている場合ではないぞ。

K:
でも本来、読者に気をつけてと言っている自分の家にそれがあったとは、なんとも情けない話です。

苦麗夢所長:
いやいや、世の母親のほとんどと言っていいほど、お弁当にはなんらかの冷食を使用しているはずじゃ。栄養バランスを考えてのことで、けっして手を抜くということないし、その冷食を購入する際に確認できるのは、日付と原産国ぐらいじゃろ。細君を責めてはいかんぞ。

K:
ハイ、そんな気はさらさらありませんが、原産国表記はありましたから、中国産にはナーバスになっていないといけないと思うんです。

苦麗夢所長:
じゃが、そう神経質になっていては、食べるものが限られてくるし、必ずしも中国産と書かれているとも限らない。

K:それより、もっと腹立たしいことがあるんです。

苦麗夢所長:
なんじゃな。

K:そのロールキャベツまだ1個残っているわけですよ。

苦麗夢所長:
怖くて食べられんな。

K:
JTフーズは回収すると新聞に謝罪広告を出しているんですが、1個だげでも回収するんですかね。それになにせ冷食ですから郵送している間にベチャベチャに溶け出してしまう。だからどうしたらいいのか、問い合わせしたんですが、何度かけても「お客様相談室」はつながらない。本来なら未曾有の大事件を引き起こした当事者ですから、回線を増やしたり、オペレーターを増やす、言ってみれば企業の存亡の危機ですから、全社員で対応にあたってもおかしくない。そういう努力が見えてこないんです。

苦麗夢所長:
だから「無意識無差別食品テロリスト」のレッテルを貼られるんだな。

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