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ぼたもち

駄田研究員:
所長、所長!この間のお彼岸にお墓参りいってきたんですぅ。

苦麗夢所長:
ほうほう、感心なことじゃな。ご先祖を大切にすることはいいことじゃ。

駄田研究員:
その帰り、伊勢丹の地下街へ寄ったんですぅ。

苦麗夢所長:
デパ地下じゃな。平日の昼時はランチボックスを求めるOLの娘っこが大挙して訪れると聞いておる。一度はその時間帯に訪れてみたい…

駄田研究員:
んなこたぁ、どーでもいーこってすぅ。

苦麗夢所長:
おぅ、そうじゃな。で?

駄田研究員:
お彼岸なんで、和菓子屋さんではやはり「ぼたもち」をプッシュしてるんですぅ。

苦麗夢所長:
そうだろうな。

駄田研究員:
とってもうまそうでした。いやいやそんな話じゃなくてぇ。

苦麗夢所長:
もったいぶるな、駄田くんの話は長くてかなわん、結論はなんじゃ。

駄田研究員:
ひととおりデパ地下を散策ののち、帰宅路を急ぐわけです。

苦麗夢所長:
なんじゃ、デパ地下は関係ないのか。

駄田研究員:
単なるフリですって。前説、まくら。

苦麗夢所長:
いいから、続けて。

駄田研究員:
で、甲州街道をしばらくいくと、やはり和菓子屋さんがあって、なんと…。

苦麗夢所長:
なんと…?

駄田研究員:
「おはぎあります」って(汗)
ぼたもちとおはぎって同じものなんすかぁ。

苦麗夢所長:
そうじゃ、同じものじゃ。春のお彼岸には「ぼたもち(牡丹餅)」と呼び、秋には「おはぎ(御萩)」というんじゃ。

駄田研究員:
それなのに、なんで春なのに「おはぎ」ってしてたんだろ。

苦麗夢所長:
日本の伝統でもあるんじゃが、それが薄れているともいえるな。なんとも悲しいことなんじゃが。
「ぼたもち」より「おはぎ」の呼び名の方が、一般的に通りやすいっていうことじゃ。

駄田研究員:
その甲州街道の和菓子屋さんは、老舗のような佇まいですよぉ。

苦麗夢所長:
「売らんがな」主義とはいわんが、そうした方が売れるんじゃろ。大人でもこの違いがわからない人、少なくないぞ。

駄田研究員:
伊勢丹のデパ地下では「できたてのぼたもちいかっすかぁ〜」って声を張り上げてました。
でも、近所のコンビニにおいてあったパックに入ってるのは、「おはぎ」と。わけわかんなくなるぅ。

苦麗夢所長:
でも、両者とも間違ってないということじゃ。

駄田研究員:
そうですが…。

苦麗夢所長:
だから、都合のいいときだけ、日本の伝統文化をみなそうなどと言うヤカラがおるが、こうしたささいなことにも、日本の伝統ってあるんじゃ。「ぼたもち」と「おはぎ」の違いがわかっただけでも儲けモノじゃ。

駄田研究員:
まさに「棚からぼたもち」っす。

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