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皿すら来ないサラダ

駄田研究員:
所長、所長、ただいま昼飯から帰ってまいりあしたぁ。

苦麗夢所長:
またゴハンお替りし放題の店でたらふく食ってきたんじゃろ。午後の居眠りは許さんぞ。

駄田研究員:
大丈夫ですよ。ちょっとメタボが気になってますんで、ヘルシーにまとめました。
でもちょっと納得いかないことがあったんですよぉ。

苦麗夢所長:
どういうことじゃ。

駄田研究員:
例えばラーメン屋でラーメンを頼みます。でもナルトが嫌いない人はナルト抜いてって言いますよね。しかしナルトがない分値引きされることはなく、ラーメンの値段は変わりません。

苦麗夢所長:
客の要望じゃからな。

駄田研究員:
逆に、店の仕入れミスでナルトが切れてしまったら。代わりのものを入れたり、値段を引いたりしますよね。

苦麗夢所長:
店側のミスだからな。いったい何が言いたいんじゃ。

駄田研究員:
店側のミスだと、謝るのは当然としても、なにかサービスしたりする、それがリピーターにつながり、繁盛にもつながるわけです。

苦麗夢所長:
まぁな。

駄田研究員:
さっき行った店。新橋の「カフェ&バール カスピタ!」っていう店があるんです。
HPを見るとフィールっていう会社が経営していて、イタリアンを中心に何店舗か展開しているんですが。
その「カフェ&バール カスピタ!」でランチを食べたんです。

苦麗夢所長:
洒落た店で、似合わんのに。

駄田研究員:
似合う、似合わないはいいんですぅ。
そこではA、B、Cの3種のランチを用意していて、ボクはAランチを頼みました。ポトフのような肉と野菜を煮込んだものをメインにした内容です。ちょっと読みたい雑誌があり、「Aランチねっ」って雑誌に目を押し付けたまま頼んだんです。
やがて、その煮込みとパンが1つのプレートに乗ってきました。何の気にもせず、食べ終わって、隣の客を見ると、同じものを頼んでるんですが、その客にはサラダがついていたんです。

苦麗夢所長:
忘れたんじゃな。

駄田研究員:
ええ、食べ終わって気付いて、店員に言うと、「今からお持ちしますか」って。え〜っ。
だって一緒に食べるからおいしいんでしょ。ウチは代々、三角食べ推奨家系ですので、ランチを懐石料理のごとく順番に運ばれてもねぇ。だから「食事終わっているのに、今から持ってくるわけ」って聞いたんです。
そしたら、たしかにすまなさそうに言うんですが、「タイミングを逸したのでもういらない」と断ってんです。
それって、正規の料金を払うべきっすかぁ。

苦麗夢所長:
アルバイト君じゃろ。何も決定権をもっていないからな。なんじゃ、そのランチ代金をまけろといいたいのか。

駄田研究員:
それを考えてもらってもいいのではないかと。でもまけて欲しいといういうことが先でなく、まず社員の、決断できる人に相談するとか。何の解決もなく、正規料金出して帰ってきたんですが、人間誰しもミスはつきもので、肝心なのはいかにフォローできるかということでしょ。そのバイト君は、ミスは社員の人に気付かれなくてよかった、売り上げも下がらなくてよかったとほくそ笑んでいるとしたら、「カフェ&バール カスピタ!」は悲劇だと思って。

苦麗夢所長:
そうじゃな。その場の対応次第で、次の客につながるということを認識して欲しいものじゃ。
でも、ダイエットしてる駄田研究員にはちょうど良かったって感じか。

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