ZAITEN
最新号案内 バックナンバー 購読申込 単行本案内 別冊案内 会社概要 求人情報 広告料金 クレーム研究所 編集者ブログ お問い合わせ サイトマップ

メイン

2006年10月25日
2006年11月号「周辺調査」

やぁ、みなさん、当クレーム研究所へようこそ。

開所宣言では自己紹介もままなりませんでしたが、所長を務めます「苦麗夢かいじ」です。“くれいむかいじ”と読みます。クレームを研究し続け苦節30年。ようやく発表の場を得ることができました。これもひとえに、私自らの日々の努力の賜物と感じております。
えっ、支える周りの人の尽力があったからこそですって? 
・・・早速のクレームありがとうございます。もちろんでございます。ひとりでは到底できる研究ではありません。みなさんのクレームあっての、この苦麗夢でございます、ハイ。そのみなさんの力を借りながら、今後、精力的に研究を重ねてまいります。「クレームのない平和な社会」――。そんな社会の実現が当研究所の究極的な目標です。

前説はこれくらいにしてと。さて、みなさん。社会生活を営んでいる以上、誰しもが体験したことがありますでしょ、嫌〜な思い。正論を言っているのに、「目的は何だ!」と、あたかもカネ欲しさにゴネてるんだろう的な、蔑んだ目で見られたことありませんか?
そうです、そんなあなたは、相手方から見れば、立派なクレーマーです。
だからどうしました。気にしない、気にしない。正論おっしゃってるんでしょ。カネが目当てでゴネたのではないんでしょ。それなら自信を持ってください。
それでもナットクできなければ、当研究所の基本ともなる本誌の「クレーマーズ・レポート」にご一報ください。きちんと取材をし、そのクレームが「嫌がらせ」なのか、「正論」なのか、はっきりさせてみせましょう。

もちろんその取材経過と結果は、本誌で掲載していきます。
ちなみに第1回目となった10月号では、録画した番組が突如消えた「東芝・HDDレコーダー」についてのクレームが題材でした。もう目を通していただけましたでしょうか?
子供さんに頼まれて保存しておいたアニメ番組が突如、消えてしまうという世にもおぞましいミステリー。
詳しくは本誌を。おっと、すでに11月号が書店に並んでますので、お手数ですが、当HPトップからご注文を。

そして当研究所では、優秀な部下である「駄田こねる」君とともに、本誌での案件はもちろん、クレームに関することを多角的に分析。あらゆる角度から研究していきますので乞うご期待。

ところで本誌11月号の「クレーマーズ・レポート」はもうお手元に?
まだの方に、ざっと説明いたしますと――。
品川プリンスホテルの地下駐車場を利用されたAさんが、出庫で精算しようとしたら1万円札が使えなかったということでクレームをつけた時の話です。Aさんの主張によれば、それでなくとも高いホテルの駐車場の精算機で高額紙幣が使えないのはサービスの不備であるということなんですね。
どう思われます? 本誌編集部の判断は本誌をお読みいただくとして、実際、品川駅周辺の駐車場事情、他のホテルの駐車場事情を調査した上で、分析してみましょう。
ここでは、私の右腕となる有能な部下に手伝ってもらいます。

では、部下の「駄田こねる」(だだ・こねる)君に調査結果を公表してもらおう。駄田くんいーね。

駄田研究員
ハ〜イ、所長ぉ。
まず、品川駅周辺の駐車場を調べてみましたぁ。
JR品川駅の東側、つまり品川プリンスホテルと反対側は、最近オフィスビルの建設ラッシュで、それにともなって区営の駐車場が充実しておりまぁ〜す。具体的に言いますとぉ、港南口はぁ、キヤノンSタワー、三菱重工ビル、太陽生命品川ビル、ホテルも入るイーストタワー、さらには品川インターシティがあるんですぅ。それら高層ビルを結ぶ状態で、港区立品川駅港南口公共駐車場があるんですよぉ。収容台数2600台を誇る地下駐車場は日本最大級ともいえますぅ。
所長のボロクルマ、いえ、味のあるモダンなクラッシックカーだって、堂々と停めることができます。
ところが、品川プリンスホテル側。目の前に第一京浜が走る高輪口となるとぉ――。公共的な駐車場、それがないんですよぉ。駐輪場はありました。所長のクルマ、チャリ並みのスピードしか出ませんが、そこには停められません。
つーまーりぃ、高輪口でクルマを停めるなら周辺の民間施設を探すか、いくつかのホテルの駐車場を利用するしかないってことなんですぅ。
そうなるとぉ、高輪口のホテルは、だまっていても駐車場にクルマが吸い込まれるから、ドル箱商売ってことになるんですよぉ。

苦麗夢所長
言われてみれば、休日ともなると、品川プリンスホテルの駐車場に入庫するためのクルマが長い列を作っているのを何度も目撃したことがある。ボウリング場や、映画館、レストラン…、最近では水族館やアトラクションもできて、それこそ一大娯楽地となっているからな。
しかし、アトラクションができても駐車場が広くなったなんて聞かないな、もっとも広大なスペースを使用する駐車場用地を早々、確保することなど、都心では不可能に近いからね。
そのため、同ホテルのHP内アクセス案内では、駅からの徒歩を勧めている。
〈駐車場には限りがございますので、混雑により長時間お待ちいただくことがございます。品川プリンスホテルは、品川駅より徒歩2分とアクセスが大変便利ですので電車・バスをご利用ください。〉

駄田研究員
それでもですね、所長ぉ。品川プリンスホテルの駐車場って、700台が収容できるんですぅ。近隣施設の中でも一番の広さを誇っているんですよぉ。

苦麗夢所長
んなこたぁ、当たり前だっていうの。他では見られない、集客力の高い施設を充実させてんだから、一番大きな駐車場があって当然だ。それなら料金と、サービスはどうなってるんだ。

駄田研究員
品川駅高輪口の主なホテルはぁ〜、品川プリンス、高輪プリンス、新高輪プリンス、メリディアンパシフィック東京くらいでしょうかぁ。最初に断っておきますがぁ、宿泊者はどこのホテルも駐車場料金は無料でぇ〜す。
高輪プリンスは50台程度の駐車場スペースで、しかもいま改装中なため、30台しか収容できません。レストランなど施設を利用した際、その代金が2000円以上なら3時間まで無料となります。施設を利用しないとなると、30分、400円ですぅ。
新高輪ホテルは屋外の駐車スペースで60台。加えて、パミールという宴会場に併設する駐車場が地下にありまして、そこには600台入ります。サービスについては高輪プリンスとおんなじですぅ。
京急が運営するメリディアンパシフィック東京は施設、レストランを利用すると駐車場代は無料になりますぅ。利用しませんと、1時間600円、20分ごとに200円が加算されます。
品川プリンスでは、さっき言いましたとおり、700台収容で、施設利用5000円で3時間まで無料となりまするぅ。利用しないと30分、500円です。

苦麗夢所長
近くにコインパーキングはないのか。

駄田研究員
周辺をくまなく歩いたわけではありませんが、大手のタイムスでみますと、第一京浜を田町方向へ行くと、7台分入る「高輪第14」と、高輪東武ホテルの裏手、駅からはちょっと離れますが、14台のスペースのある「高輪第18」でしょうね。料金は「高輪第14」が8時〜22時で20分200円、22時〜8時で30分100円。「高輪第18」は8時〜22時で15分100円、22時〜8時で60分100円ですぅ。
でもホテル側からすれば、セキュリティの面もサービスに入ってますからね。一概には比較できないのではないでしょうか。

苦麗夢所長
たしかにそうだ。レストランなど利用すれば割引にもなるしな。だがな、コインパーキングはインターネットを利用して空スペース情報もわかるなど、企業努力もみられるんだ。セキュリティの面とはいうが、品川プリンスの地下駐車場には係員の姿なかったぞ。係につながる電話機がおいてあるだけ。
Aさんが問題にしている高額紙幣を使えるか否か。他のホテルはどんな状況かね。

駄田研究員
品川高輪口周辺でいきますとぉ、メリディアンパシフィック東京は1万円札使えますが、高輪、新高輪の両プリンスホテルは使えませんよ。

苦麗夢所長
品川以外ではどうだ。高額紙幣は使えるのか。

駄田研究員
ざっと調べただけですが、こんな感じになりましたぁ。

 ニューオータニ           ○
 帝国ホテル             ○
 パレスホテル            ○
 赤坂プリンスホテル        ×
 ホテルオークラ           ×
 東京プリンスホテル        ○
 京王プラザホテル         ○
 フォーシーズンズホテル椿山荘東京  利用者は無料
 東京ドームホテル         ○
 グランドハイアット東京       ○ (バレー方式で対面精算なので)
概ね、高額紙幣は大丈夫ですよぉ。

苦麗夢所長
やはり、ホテルの駐車場ってのは、高額だという意識は一般的だし、その分付加価値が付いているとは言いたいだろうな。それなら、即刻、高額紙幣の使える精算機を導入するべきだな。

駄田研究員
本誌の取材に対しては、品川プリンスも高額紙幣が使えるようになったと言っておりましたぁ。系列ホテルも順次、対応していくとのことですよぉ。

苦麗夢所長
高輪プリンスに聞いたのが9月26日、品川プリンスが高額紙幣対応機に入れ替えたのが、8月5日だという。目と鼻の先にある同系列ホテルだぞ、2ヶ月近くときが経った。それだけ時間がかかる問題かどうかは知らないが、その間、毎日利用者はいることは間違いない。それをどう認識しているか、だな。


検索

最近のエントリー
最近のトラックバック
最近のコメント
財界展望新社 Copyright (C)2003-2014 ZAIKAITENBOSHINSHA,All Rights Reserved.