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2007年01月26日
またも外資のカゲ

 恐怖の「残業代ゼロ法」といわれるホワイトカラー・エグゼンプション
は今のところ国会に提出されていないものの、「死んだふり」にすぎない
のは衆目の一致するところ。
 今年はどうも「労働問題が話題になる年」らしい。それはまた、つい
20年ほど前には日本で最も困難といわれた「餓死すること」が、シャレに
ならなくなっている昨今の世相の反映だろう。
 現状を招いた原因には様々なのだろうが、永田町関係者には「米国の命
令」との声がある。どうやら外資にとっては、日本人労働者の人件費は安
いほど好ましいらしい。
 そういえば、日本企業の買収を容易にする「三画合併」も、今年からス
タートするのだった、と思い出した。

感想(2)

▼証券大手X社が昨年12月、インサイダー取引で行政処分を受けた。X社は、相手が顧客だったことなどから、社外の接待(飲食)行為などを禁止する方針を決めた。具体的には社外関係者との忘年会などを自粛するというものだ。

▼ところが、処分を受けた直後、X社は千葉県にある人気娯楽施設近くの豪華ホテルで成績優秀者を表彰するパーティーを盛大に開催。当日は社員だけでなく、その家族も招待され、約200人が参加。当日は顧客との予定をキャンセルして駆けつけた社員もいたという。

▼関係者によると、社員を前にあいさつした社長は「われわれにとって大切なのは、株主ではなく社員。だからこそ、こうしてパーティーを開いている」などと発言、パーティーの開催意義を強調したという。

▼X社では、こうしたパーティーは、社長か交代した数年前から年1、2回開催されるようになったらしい。結局、参加者の多くはホテルに1泊。もちろん、翌日には人気娯楽施設でアトラクションを楽しんだという。

▼不祥事の後だけに、社員の大半はパーティーを自粛すると思っていたようだ。「社外には接待や忘年会などを自粛すると言いながら、まさか身内でこんな盛大なパーティーを行うなんて思ってもみなかった」とあきれ顔。「これが外にもれたら絶好の週刊誌ネタだな」と自嘲する社員も。

▼「結局、襟を正したのは外づらだけ。じつは同じ内容の行政処分はこれで2回目なんだが、2度も処分を受けようが、社内的にはまったく懲りていないという証拠だろう」(証券関係者)。ほんとうは、一部支店の問題とでも言いたいのだろうか。当事者意識に欠けるといわざるをえない。

2007年01月12日
1年前の「あの事件」を今さら思う、もしくは、トリックスター不在の新年

2006年1月16日、六本木ヒルズの本社に家宅捜索が入って幕を
開けた一連のライブドア事件。あの大騒動から早1年が経とうとして
いる。当の本人・ホリエモンもかたちはどうであれ、TVに復帰した。

しかし、トリックスターの逮捕・起訴・保釈、法廷でのかつての部下
(?)たちとの応酬といったドラマの他に何が変わったか。
強いて挙げれば、もうひとりのトリックスター・村上世彰氏のこれま
た逮捕・起訴・保釈・公判・・・楽天をはじめとするベンチャー企業、
新興企業の失速・・・まあ、あれだけ騒がれた騒動のわりに、ヒルズ
に棲む大小トリックスターに対する眼差しがいささいか厳しくなった
程度といった感を否めない。

それにつけても、ライブドア騒動にかき消されたもののほうが多いよ
うに思えるのは、私だけだろうか。

ちなみに、あの家宅捜索の翌日にヒューザー・小嶋進元社長の国会証
人喚問が行われた(というより、小嶋喚問の前日にライブドア捜査が
始まった)ことを記憶している人がどれだけいるだろうか。
あの耐震偽装問題はいったいどこへ行ったのか。
これも風采の上がらないトリックスター・姉歯秀次元建築士の髪型の
変遷以外に何が記憶に残っただろう。
耐震偽装は一部マンションの問題だったのか、それとも建設業界に蔓
延する不治の病理なのか。
結局これも解決していない。

もうひとつは、2人のトリックスターたちにしてやられた人物たちは
今なおご健在ということだ。
フジテレビの日枝久会長は未だ代表権を持ったまま、同局に君臨して
いる。
阪神電車は仇敵・阪急電鉄と結んでまで、村上ファンドの影響を排除
した。
ホリエモンを総選挙に引っ張り出した武部勤・前自民党幹事長は政界
のプチ・トリックスター永田某前代議士の偽メールで虎口を脱した。

ともあれ、トリックスター(詐欺師)という巨悪の前には、一般企業
経営者、与党のイエスマン幹事長の失態は免責されるということか。
それとも、世論の反発など、黙りを決め込めば時が解決してくれると
いうことなのか。

今、安倍政権の一部閣僚たちの適性に疑問が持たれている。
でも、疑惑・・・にしては地味、というより、セコい。
こういうと、誤解を招くかも知れないが、トリックスターという弾避
けに慣れ親しんだ、添い寝した自民党の慢心が、この結果を招いてい
るのではないだろうか。
弾避けのウラで、セコく事務所経費を浮かす、政治団体間で資金をキ
ャッチボールする・・・慢心以外の何者でもない。

トリックスターなき新年。
2007年、新たなトリックスターが再び舞台に現れるのか。
もしや、山拓訪朝、これは“あのトリックスター”再来の予兆なのか
・・・自民党が選挙のためには何でもする「自分党」であることを忘
れてはなるまい。

水道水にノロウイルス

今週の『週刊ポスト』に「ノロウイルスは水道水にも潜んでいる」の記事が話題となっているという。

ノロウイルスはこの冬一段と猛威を振るっている。

だが、依然不明なのが感染源だ。
ノロウイルスの感染はほとんどが「二次感染」で、その真の犯人にいたってはほとんど解明されて
いないのだ。カキなどの二枚貝が感染の犯人とされてはいるが、昨年の場合、カキが犯人と特定
できたのはなんと4件だけだという。

「週刊ポスト」は水道水にノロウイルスが潜んでいる可能性がある。と指摘し、実際、秋田では
水道水でノロウイルスに集団感染したケースがあると紹介している。

しかし、この内容はかつて『財界展望』(2005年6月号)で「なんと全国の水道水にはノロウイルスがうじゃうじゃ」で紹介したことなのだ。じつは、ポストが書くように、ノロウイルスが潜んでいる可能性がある
というレベルではない。ノロウイルスが水道水に混入していることは、東京大学大学院の工学系の研究陣によって明らかにされているのだ。しかも、東京都の場合、高度浄水だと石原知事も自慢する、金町浄水場の浄水からもノロウイルスは検出されているのだ。

このような研究は複数あり、厚生労働省健康局水道課も認識している。
それでいて、単に、水道水が原因ではないかとの検証は一切行っていないのだ。

「ポスト」も ノロウイルスの対策として塩素消毒などを十分にしろとしているが、これはおかしい。
そもそも、ウイルスは塩素では「死なない」のだ。それだから、水道水にはノロウイルスがウジャウジャと
いるわけだ。当然、塩素では不活性化しないので、水道水には前述研究班の調査では「ポリオウイルス」なとど多くの腸管系ウイルスが検出されている。

『財界展望』は2006年2月号でも、水道水のノロウイルスについて再度レポートしているが、厚生労働省はこの数年のあいだ、水道水に多数のウイルスが混入していることを国民から隠したいがため、意識的に研究をサボタージュしているとしか思えない。

全国の保健関係者はこの事実を知っている。それでも、行政はノロウイルスが水道水に生きていることを国民に周知徹底しないのだ。

ともあれ、水道水にウイルスがあることを認め、それが感染源であるかないかをはっきりさせることが
いま、必要なはずだ。

2007年01月11日
打倒安倍政権の裏

松岡農水大臣、伊吹文明文科大臣、中川昭一政調会長などの政治資金収支報告書に対する不透明な支払い問題が次々と噴出している。民主党にもあるようだが、これは単なる意趣返し的。

ともあれ、安倍政権の打撃には違いない。

一方でこの時期、山崎拓氏が北を訪問。

この二つは連動しているとある政治家秘書はいう。
「なんで」

「安倍政権が元々、スネに傷ある人々で構成されていることはさておき…。過去、
こうしたスキャンダルの仕掛けには決まったパターンがあるのです」

「どんな?」
「まず、最初の佐田行革担当相の場合は怨念だ。論功行賞で
安倍は大臣を作ったから、各派閥からは恨みを買った。佐田の場合は
ある政治家のチクリが原因。●×▲が情報を流したんだ」

「では、外は」
「もちろんマスコミが政治資金報告書を調べれば分かるレベルだが、
今は。爆発するようなネタが複数今仕掛けられている」
「どこがやるのか」

「ある組織が情報を流している。今回もその組織の意志がつたわる」
「具体的にはどういうこと?」

「まっ、それは自分で調べなさい」
「なにかもっとヒントを」

「石原慎太郎都知事が、かつてなぜ衆議院議員を辞職したか。そこらあたりも
調べてごらん」
「……」

てな訳の分からないお話が聞こえてきたのですが、さて、どこをたぐっていけば
いいのやら。まずは、●■からか。


2007年01月05日
本年もよろしくお願いいたします。

本日から2007年の活動開始。本年もよろしくお願いいたします。

『ZAITEN』は今年も経済現象に対して「素朴な疑問」と「怒り」でのぞみます。

正月休みの間にも、いろいろな投書や告発文書をいただきました。
鋭意、取材にかかりたいと思います。

今年もご愛読のほどよろしくお願いいたします。

『ZAITEN』編集部
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