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2007年02月28日
ある企業吸収の現場

民事再生法違反容疑で逮捕されたアドテックス事件。
逮捕者の一人・下村好男容疑者がの「ゆびとま」社長で元暴力団組長だったことから話題になったが、アドテックスの子会社・日本スポーツ出版に吸収されかかっていたソフト会社との民事裁判記録を閲覧。ソフト会社側とスポーツ出版側の主張は対立していたわけだが、ソフト会社社長は、売却する予定の自社株を持ち逃げされたと主張。もしその通りだとすれば、なんとも荒っぽい手法で。
それ故、今回のご用もあったというべきか。

2007年02月21日
パシフィックコンサルタンツ提訴裁判判決の日

次号4月号がようやく校了。
校正作業の最中、2月16日、東京地方裁判所へ。
国内最大の建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツグループ」が財界展望新社とジャーナリストの山岡俊介氏を訴えていた裁判の判決の日。

705号法廷にはなんと当方弁護団の佐藤博史弁護士も駆けつけてくれていた。普通、民事では判決日に弁護士が出廷することはほとんどないだけに、佐藤弁護士の仕事に対する姿勢に改めて感動させられる。

1時10分、裁判官3人が入廷。
着席して、すぐさま藤下健裁判長が判決を言い渡し。
「原告らの請求をいずれも棄却する」
「…連帯して50万円……支払え」

なになに、原告請求を棄却とは勝ったわけだが、あと、聞き取れなかった部分の50万円ってなんだ。1分程度で判決言い渡しが終わり、佐藤弁護士とともに退廷。

「勝ちました」
「こちらの反訴も認められました」 と佐藤弁護士。
「50万円というのは…」
「原告が財界展望と山岡氏に、それぞれ50万円払えというということです」

判決文を受け取りに11階へ移動。
携帯で社長に「勝った事」を報告。そこへ、山岡氏から携帯。
「どこにいるんですか。遅刻しちゃって」
「判決文を受け取るために11階にいます」  

佐藤弁護士が判決文を受け取る手続きをしてくれるも、なぜか、裁判所は時間がかかるという話。後刻、判決文が入手できしだいFAXなりで送りますとのことで、1階へ降りる。

忙しい佐藤弁護士は次ぎへ移動されるということで別れる。
山岡氏から携帯。「どこにいるんですか、11階のどこですか」
「いや、もう下に降りてきました」 

ようやく、会えた山岡氏。「どうでした」
「50万円…」
「えっ! なんで」
「50万円払うのはパシコン側」
「まったく、紛らわしい言い方しないで下さいよ。ということは、反訴も勝ったわけですね」
「完全勝訴じゃないですか。握手しましょう、握手」
と両手で私の手を鷲掴みにされる。

地裁を出て、隣の農林水産省の地下食堂。
アイスコーヒーで勝訴を乾杯。

記事の載った『財界展望』が出てから約2年。訴えられてからも1年10カ月。なんとも、長い月日。もっとも、負けるはずがない内容で、この裁判に負けでもしたらどんな記事ももう書けない、発行できないというレベルの提訴で、勝ってあたり前ながら、判決を聞き、初めて、頭の中のモヤモヤが消えてくれた。

山岡氏と別れて印刷所へ戻る。
夕方、弁護士事務所より判決文がメールにて送られてくる。  

裁判は『ZAITEN』(当時は『財界展望』)の2005年4月号の記事、「『パシフィックコンサルタンツ』経営者一族会社への不可解な還流金」に対して名誉を傷つけられたとする、パシフィックコンサルタンツグループと同社の荒木民生社長(当時)が起こしたもの。

記事は山岡氏も編集部も完全に自信のある内容。提訴はパシフィックコンサルタンツと荒木社長側が体面を取り繕うため、さらには、出版・執筆活動を萎縮させることを目的とした訴訟であるのは明らかと思われた。このため、あえて、財界展望新社と山岡氏は、訴権を濫用した不法な提訴だとして反訴に踏み切ったものだった。

判決文は「記事の主要な部分は『真実』であると認められる」として、荒木元社長とパシフィックコンサルタンツ側の請求をいずれも棄却するとしている。

加えて、「荒木元社長とパシフィックコンサルタンツ側は、本 件記事の内容が事実であり、訴えに理由がないことを知っていたか、少なくとも容易に知り得ていたにも関わらず訴訟を起こしたのは、財界展望、山岡側に対する不法行為になるというべきである」と断じているのだ。  

そして、財界展望新社と山岡氏にそれぞれ50万円を支払えと命じているのだ。  

一部報道では、原告側は控訴する方針とも伝えられている。だが、もし、パシフィックコンサルタンツグループが訴えるとするならば、それは同じ原告側の荒木元社長でなければならない。

それは、『財界展望』の記事を読んでも、判決文を読んでも明らかなことだ。

パシフィックコンサルタンツ提訴の裁判で勝訴

■「財界展望」記事の名誉棄損認めず、コンサル側敗訴
(2月17日 読売新聞朝刊)
 国内最大手の建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツグループ」(東京都多摩市)と同社元社長が、月刊誌「財界展望」の記事で名誉を傷付けられたとして、発行元の財界展望新社(東京都千代田区)とジャーナリストの山岡俊介氏に計2000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。
 藤下健裁判長は「記事の主要な部分は真実と認められる」として、パシフィック社らの訴えを退けた上で、「記事の内容が真実で訴えには理由がないと容易に知り得たのに、あえて訴訟を起こしたのは不法行為にあたる」などと述べ、同社に山岡氏らの弁護士費用として計100万円の支払いを命じた。
 問題とされたのは、「『パシフィックコンサルタンツ』経営者一族会社への不可解還流金」の見出しで同誌2005年4月号に掲載された記事。パシフィック社側が名誉棄損で提訴した後、山岡氏らが「提訴は訴権の乱用だ」として反訴していた。

■<名誉棄損>東京地裁「提訴は不法行為」とし賠償命令 
(2月16日20時21分配信 毎日新聞)
 「財界展望」の記事で名誉を傷つけられたとして、建設コンサルタントグループの持ち株会社と元社長が、発行元の「財界展望新社」と筆者の山岡俊介さんに賠償を求め、山岡さんらが反訴した訴訟の判決が16日、東京地裁であった。
 裁判長は「提訴したのは不法行為」と指摘し、持ち株会社側に100万円の支払いを命じた。

■名誉棄損の提訴違法と賠償命令
東京新聞 2007年2月17日(土)夕刊
月刊誌「財界展望」の記事をめぐり、建設コンサルタント会社などが名誉を傷つけられたとして二千万円の損害賠償などを求め、被告となった同誌の発行元と筆者が「表現活動を妨害するなど違法な提訴」として三千万円の賠償を求めて反訴した訴訟の判決で、東京地裁は十六日、名誉棄損の提訴を違法と認定し、原告側の請求を棄却するとともに、原告側に百万円の支払いを命じた。
 藤下館裁判長は「記事には公共性、公益性があり、内容の主要部分は真実。原告側は訴えに理由がないことを知っていたか、容易に知り得たにもかかわらず、あえて提訴した」と判断した。
 原告は「パシフィックコンサルタンツグループ」(東京)と同社前社長で、控訴する方針。被告は財界展望新社(東京)とジャーナリストの山岡俊介さん。
判決によると、二〇〇五年三月に発売された財界展望は「『パシフィックコンサルタンツ』経営者一族会社への不可解環流金」との見出しの記事で、原告会社のグループ企業が外注先に支払った契約金の半分が、前社長ら経営者一族側に還流されたなどと指摘した。

2007年02月05日
独り言

柳沢厚労相の「産む機械」発言が波紋を広げているが、
それに応じて(?)、予算会議をバックれる野党も如何
なものかと思う今日この頃だ。国会は国民のお金で運営
してるんだぞ。

議員センセイ方を見ていると、コッカイという名の席に
座りたいがために、選挙前には「皆様の暮らしを改善するため」
「国民一人ひとりが住みやすい国に」などと大声あげて、
選挙カーから転落せんばかり、はたまた自転車まで乗って
「ゼンシンゼンレイ」で「皆さんのため」を強調している割には
当選したら、国民のためとは何処へやら・・・・。結局は自分の
保身じゃあないかと意地悪く思ってしまう。

話は変わるが、先週の『週刊文春』に高円宮承子様のHPの
記事が載っていたが、以前、仕事でSNSに加入したのを
思い出して、ちょっと探してみた。見事に消されているようだが
それらしき痕跡もチラホラ。
いくら皇族といえども、20代の女の子は20代の女の子でしかないのだ。
ネットによっては承子様を叩くコメントもあったが、逆に書きたい事
を書いてた承子様をすがすがしく感じた。

以上、独り言。


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