ZAITEN
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2008年04月30日
『ZAITEN』6月号は明日・5月1日発売です!

『ZAITEN』6月号は5月1日、全国の書店にて発売。
詳しくは『ZAITEN』ホームページまでどうぞ。

200806.jpg

■総力特集
大学「半減」
「読み書きそろばん」と呼ばれた寺子屋。江戸時代の最盛期には1万5000の寺子屋がひしめき
合い、推計人口100〜120万人といわれた江戸には1500の寺子屋があったとされる。ひとつ
の寺子屋の生徒数は10人から大きいところで100人にのぼった。
そこで学ぶ生徒は、年齢的にはいまの小中高生に当たる庶民の子弟で、当時の江戸の成人
男性の識字率が70%という驚異的な数字から見ると、世界屈指の教育システムだったこと
を物語っている。
そしていま――。
教育に対する情熱は薄れることはなかろうが、時代の読み方を間違えていなかっただろう
か。18歳人口が減少、07年は「全入時代」到来といわれることはすでにわかっていた。
合併や統合ではすまない「倒産」「淘汰」の時代が確実に訪れている。
ところが、受け入れる側の大学は、「本学だけは大丈夫」と自らの教育方針を過信していな
いか。護送船団方式で親方日の丸意識を持ち、「絶対潰れることはない」と高を括ってはい
ないか。
この現実から目を逸らしてはならない。
次世代を担う未来ある学生のために……。

《私立大学》
文科省が危ぶむ「98学校法人」の実名
ジャーナリスト 北村信哉
「大学全入時代」といわれると同時に、大学の経営難は深刻化してきた。ところが文科省や
私学事業団は、危ない大学が存在することは認めてもその名を決して明かそうとしない。
そこで本誌ではいくつかの指標を使い、注目してみた。

《国立大学》
半分が消える
ジャーナリスト 横田 一
独立法人化されて4年。国立大学が大きく揺れている。特に衝撃的なのは、運営費交付金へ
の成果主義の導入構想だ。いったんは見送りとなったが、浮上することは必至だ。その
時、地方の国立大学は破綻せざるを得ない。

《公立大学》
財政難で吹き荒れる統廃合・リストラ
ジャーナリスト 小島 誠
これまでは定員割れになるのは稀といわれてきた公立大学。だが、つぶさに見ていくと1
倍という志願倍率の学科も見られるようになった。同時に医療・看護系を中心とした一般
大学との統合、さらには地方都市であるがゆえの大きな問卒業後の進路や過疎化がのしか
かってくる。国立と私立の狭間で喘ぐ公立大学の現在 (いま)。

薬科大・薬学部を襲う“存亡の危機”
ジャーナリスト 島野清志
高齢化や「メタボ」など健康意識の高揚に伴い、医療と密接な関係にある薬学部も花形かと
思いきや、実情は、さにあらず。薬学の学び舎は全国に72大学を数えるが、喫緊の課題に
頭を悩ませている大学は少なくない。

独立法人化で紛争激増「国立大学学長選」
ジャーナリスト 横田 一
国立大学の学長選挙は04年の独立法人化で大きく変わった。最終決定権は外部有識者や学
部長で構成される「学長選考会議」が持つようになった。学内投票の結果が逆転することも
多く、全国各地で紛争が起きている。高知大では刑事告発の事態へ。

慶應SFC 同志社には追いつけない
立命館大学「株式会社化」改革の虚構
ジャーナリスト 宇佐美鷹彦
果敢な改革を断行する関西私学の雄、立命館大学。その挑戦はメディアでも取り上げら
れ、高く評価されている。しかし、それは“表層的”でしかない。改革の内実を現場でつ
ぶさに観察すると、そこには行き詰まる大学の姿があった――。

新設ラッシュの裏に文科省の「甘い見通し」
ジャーナリスト 大畑修商
少子化にもかかわらず、大学の収容定員は抑制されず、新設ラッシュが続いている。文部
科学省はようやく重い腰を上げ、今春から定員割れ校の補助金減額措置に踏み切った。だ
が、これまでの見通しの甘さや後手に回る対応を疑問視する声もある。

「学生が主役」の発想で倒産を回避せよ
桜美林大学大学院 大学アドミニストレーション研究科教授 高橋真義
1979年に公開された映画では、おぞましい声を絞り出し、肉を求めて徘徊していた。それ
から30年余、「ゾンビ」は場所を変え、キャンパスに再び姿を現すのか。しかし学生たち
はけっして「ゾンビ化」など歓迎していない。

大学コラム「桜散る」
(1)付属新設ラッシュにみる
ブランド大学の「危機感」
(2)理事会と教職員組合
中央大学“春闘”場外乱闘
(3)失地回復狙う
東京福祉大に怪文書騒動
(4)120億円基金創設
東京大学「利回り3・5%」
(5)残業代未払い発覚に
立命館大学の「なぜ今頃」
(6)企業社会では当たり前
東北大学「昇進に挙手」
新年度もはや1カ月が過ぎ、新入生はようやく落ち着いた新緑の季節を迎えたが、桜前線
は北上してしまった今、大学側は薫風とは裏腹に強風が吹き荒れて……。

■渾身レポート
“帝国崩壊”崩壊の足音が静かに響く・・・
電通・博報堂「広告マン」饗宴の末路
ジャーナリスト 久田肇
今年3月、博報堂、電通グループの社員が強制わいせつで相次いで逮捕された。しかし、
おざなりでコンプライアンスのかけらも感じられない対応は、改めて、両社の“厚顔無
恥”ぶりをみせつけた。ただ、この種のスキャンダルが暗示するのは、テレビCMの凋落
に加え、ネット戦略でも大きく出遅れた「電博帝国」の黄昏から逃避する広告マンたちの
姿である――。

■企業解剖
「カネボウ」生かせぬ
花王“引き籠もり経営”の限界点
2006年、巨額の資金を投じカネボウ化粧品を買収した日用品メーカー最大手、花王。
日本国内では圧倒的な存在感のある同社だが、世界的にはP&Gなどのはるか後塵を拝す
る。どうして、花王はかくもドメスティックな企業になったのか――。同社の過去を辿る
と、カネボウ買収の成果にも暗雲が立ち籠める。
■ノンフィクション
「時代」が産み育て、捨てた男の“2つの過ち”―
泡沫の道化師「折口雅博」の栄光と転落
ジャーナリスト 伊藤博敏
先日、グッドウィル・グループ総帥の座を追われた折口雅博氏。折口氏の来歴は、まさに
“バブル”と重なる。ジュリアナ東京で一世を風靡し転落、新興市場バブルで復活を遂
げ、小泉構造改革バブルを追い風に人材派遣・介護ビジネスで跳躍した。しかし、“時代
と添い寝する男”は再度、時代に復讐されることになる・・・。

■金融
リーマン・ブラザーズ、シティバンク、ゴールドマンサックス、モルガン・スタンレー
スーパー外資「日本国内」の迷走
ジャーナリスト 伊藤歩
ハゲタカの異名を自ら歓迎し、利潤追求に邁進してきた外資系金融機関。行儀の良し悪し
はともかく、日本を食い尽くす成功事例ばかりが報じられてきたが、ここにきてハゲタカ
外資系金融機関の失策が相次いで露呈してきている。

「財務省支配からの脱却」と喜んだものの・・・
「瓢箪からコマ」生え抜き総裁
白川・日銀新体制の「四面楚歌」
ジャーナリスト 真野響介
白川方明副総裁の昇格で決着した日銀総裁人事。「生え抜きトップ」の誕生に日銀内部は
沸いた。だが、国内外の景気悪化に伴い、日銀に対する利下げ圧力が強まることは必至。
中央銀行としての独立性は保てるのか。

■企業
内部資料入手
フジテレビの業績を悪化させた「インデックス」の不穏
ジャーナリスト 倉田大道
大株主のフジテレビに巨額減損処理をさせたインデックスの株価。株価低迷の裏にはなに
があったのか。本誌はある内部文書を手に入れた。「監査検出事項」と記された文書には
驚くばかりの事項が列記されていた。これらのことはすべすクリアされたのか。

“国家プロジェクト”となったが……
三菱重工業「国産ジェット旅客機」計画3つの落とし穴
ジャーナリスト 藤枝次郎
国産ジェット機「MRJ」計画がいよいよ離陸した。だが、正式受注は25機のみのス
タート。戦闘機メーカーの旅客機に対する不安の声も上がる。経産省はトヨタを引き込
み、“国家プロジェクト”と意気込むが、サポート体制や販売戦略に大きな不安を残して
のスタートだ。

《富士通異変1》
家電業界に激震
「クーデター説」も浮上する富士通トップ交代劇の真相
ジャーナリスト 葉月陽一
「ワンマンコントロールの弊害」――。黒川社長は退任理由について、こう語った。しか
し、不自然さは拭えない。クーデター説も飛び交う突然のトップ交代。舞台裏で何があっ
たのか。

《富士通異変2》
前社長突如の辞任
富士通「半導体事業」身売り前夜の計画破綻
ジャーナリスト 青木龍彦
富士通から分社化したばかりの半導体子会社。発足3週間足らずで社長が突如辞任。その
背後事情も謎が多く、事件の解明が待たれるところだが、富士通半導体事業の再建シナリ
オは一夜にして狂った。先行きの苦悩は深まるばかり。

《公開質問状》
御社の広報体制は大丈夫ですか?
拝啓 武藤信一様(三越伊勢丹HD会長/伊勢丹社長)

■経済・社会
レポート:中国人社会の地下ビジネス
野放し人工堕胎剤「RU486」流通ルートを追う
報道記者 森史雄
日本国内では存在しないはずの「人工堕胎剤」がヤミで出回っている。すでに若者の間で
安易に使用され、健康被害が出ている恐れもある。生命の危険さえ否定できない違法薬剤
がなぜ野放しにされるのか。

ガソリン価格は下がったものの・・・
「暫定税率騒動」でGS支配力強めた石油元売の巧妙
ジャーナリスト 中山雄二
ガソリン税の暫定税率が期限切れとなった4月1日。ガソリンスタンドにできた長蛇の列
は記憶に新しいが、そのようななか、元売り各社は特約店を優遇し、独立店を冷遇すると
いうガソリンスタンドへの差別化を行っている。そこから見えてきたのは再値上げ時の儲
けを睨んだ元売りの巧妙な手口だった。

■マスコミ・スポーツ
フジサンケイグループで話題沸騰
産経新聞住田社長と「三面の女」
ジャーナリスト 古谷円
10月1日、日本初の複合メディア会社「フジ・メディア・ホールディングス」が発足するが
そこに産経新聞の参加は白紙状態だとか。その理由のひとつがフジテレビの日枝会長と産
経新聞の住田社長の確執らしいが、ここへきて住田社長の足を引っ張りかねない噂が聞こ
えてきた。

政治と聖火リレーは昔から密接
オリンピックに国旗と国家を使うな
ジャーナリスト 三上柊
かつての東京オリンピックの際、聖火は日本の旧占領地に「お詫び行脚」を行い、当時米
占領下の沖縄では「日の丸」が振られる沿道を走り抜いた。政治とは切っても切れない関
係は昔も今も変わらない。

■永田町・国際
強硬姿勢はますますエスカレートする
胡錦濤主席が最も恐れる「東トルキスタン・イスラム運動」
ジャーナリスト 井野誠一
2008年の中国政府は「第2の天安門事件」の再発を恐れ、チベット族の動向を例年以
上に注視してきた。一連の暴動による治安部隊の発砲等で国際社会から非難を浴びている
ものの、政府にとっては「想定の範囲内」。チベット以上に警戒する新疆ウイグル自治区
の過激派独立派運動の動きに中国政府は戦々恐々としているのだ。

「選挙の顔」がいない
「政局を嗅ぎ分ける女」小池百合子総裁へ雪崩を打つ
ジャーナリスト 白鳥洋一
KKコンビから目が離せない。福田政権の終焉が近づく中、選挙対策のため小泉純一郎元
首相を後見人とする初の女性首相・小池百合子が誕生する可能性が出ている。

■経済社会裏話:
回復基調のサイバーファームに証券取引等監視委員会の関心
淡路英司

ジャレコ・ホールディング「割当増資株」の流出疑惑
相楽総一

銀行株反転への予兆「みずほ」狙う外資ファンド
橋本雅人

上場企業代表インサイダー疑惑「業界の名手」サンエー社長の素顔
葉月陽一


大手証券も警告する「モバイルキャスト社」の未公開株

伊藤ハムに流れた“不正入手”の豚肉
高田学

■ZAITEN「すくらんぶる」
怪しげな無認可共済に対してお墨付きを与える金融庁の「無策」

2度の金融支援でもヌル〜い長谷工の企業体質

「ハイブリット車は危険」と警告する米・研究報告が波紋

池田大作名誉会長の五輪出場を中国・胡錦濤国家主席が要請か

日本IBMを訴えて注目を集めるスルガ銀行の次期システム選び

「古紙偽装」問題でも反省なしメーカー任せの「再発防止策」

中国政府の非常識な対応で日本人HIV感染者が増大

ポスト福田に向け積極発言を繰り返す麻生太郎自民前幹事長

奈良母子殺害の単行本裁判で不問に付される取材者のモラル

ありえない? 孫氏と千本氏の格安電話対決イー・モバイル「犬猿CM」中止の裏事情

マンション分譲各社が悲鳴売り手市場から一転して氷河期に

帝国ホテルを傘下に収めた三井不動産に募る市場の苛立ち

■連載
B・フルフォードの憂国対談
村上正邦 元衆議院議員
みなさんと再会できることを
願って、行ってまいります。

佐藤優の「獄外日記」

クレーマーズレポート
「現金決済でもカード番号を聞く
JALパックへの不信」

玉木正之の「スポーツと金」重大決定「MLB」日本進出で
日本のプロ野球は再編統合

六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」
投資軽視、銀行重んじるファンド

広告「ウラ読み・ナナメ読み」
年金批判報道が低調だった理由

情報のキーパーソン
早川書房編集者 小都一郎氏

人気ゴルフ場「辛口スコア」
「東京よみうりCC」の巻

あの人の自宅
尾崎元規花王社長

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『ZAITEN』は下記にご注文下さい。また、ホームページの講読コーナーからもご注文いただけます。
〒101-0054東京都千代田区神田錦町2-9
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FAX 03-3294-5677
電子メール order@zaiten.co.jp
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特集「大学半減」

「読み書きそろばん」と呼ばれた寺子屋。江戸時代の最盛期には1万5000の寺子屋がひしめき合い、推計人口100〜120万人といわれた江戸には1500の寺子屋があったとされる。ひとつの寺子屋の生徒数は10人から大きいところで100人にのぼった。
 そこで学ぶ生徒は、年齢的にはいまの小中高生に当たる庶民の子弟で、当時の江戸の成人男性の識字率が70%という驚異的な数字から見ると、世界屈指の教育システムだったことを物語っている。
 そしていま――。
 教育に対する情熱は薄れることはなかろうが、時代の読み方を間違えていなかっただろうか。18歳人口が減少、07年は「全入時代」到来といわれることはすでにわかっていた。
 合併や統合ではすまない「倒産」「淘汰」の時代が確実に訪れている。
 ところが、受け入れる側の大学は、「本学だけは大丈夫」と自らの教育方針を過信していないか。護送船団方式で親方日の丸意識を持ち、「絶対潰れることはない」と高を括ってはいないか。
 この現実から目を逸らしてはならない。
 次世代を担う未来ある学生のために……。

2008年04月28日
漫画が先を行った「松下・三洋」の提携・経営統合

今日の『読売新聞」』のスクープを見て驚いた。

「松下と三洋 提携案 将来の経営統合も」
2008年4月28日

経営不振の三洋電機と松下電器産業が資本・業務提携する案が浮上しているとの記事だ。両社が経営統合すれば、日立を抜いてわが国電機メーカートップに躍り出る。ただ、松下と三洋は重複する商品も多く、松下側には慎重論も強く、交渉には時間がかかる可能性があるとしており、自信満々のスクープ記事とはなっていない。

だが、この経営統合、漫画に先を越された形だ。

『週刊モーニング』に連載の弘兼憲史氏の人気漫画「課長島耕作」シリーズが今年になって展開しているお話に似ているのだ。「課長島耕作」はその後、部長、取締役、常務、専務と昇進するごとにそのタイトルを変化させている。現在は「専務島耕作」。そして、5月中の発売号ではついに「社長島耕作」になるという。

最新号では、島耕作の勤める「初芝電器産業」と経営の傾いた「五洋電機」が経営統合し、島は持株会社「初芝・五洋ホールディングス」の初代社長に就任することが内定している。

「初芝電器産業」とは作者の弘兼憲史氏が若き日に勤めていた「松下電器産業」がモデルなのは知られている。また、同族会社の「五洋電機」とは間違いなく「三洋電機」を想定している。漫画では韓国メーカーからTOB をかけられた五洋電機を初芝がホワイトナイトとして助け、経営統合に至るというものだが、今回の読売のスクープが実現すれば、まさに、現実が漫画をなぞる結果となる。

現実のビジネス社会の問題点を題材にしながら展開する「島耕作」だが、作者の弘兼氏も、今回の読売の記事に対してはビックリの思いではないだろうか。

2008年04月24日
東北大学井上総長の論文疑惑は未だヤブの中

『ZAITEN』本誌で過去3回報じた(07年11月号、08年2月号、3月号)、東北大学の井上総長の論文疑惑は、東北大学においてはもちろん、日本金属学会などでもまだ、収束していないようだ。

つい最近では、宮城地方版ながら『朝日新聞』が報じている。

東北大総長疑惑、5教授が学会に「直訴」
2008年04月17日

 記事の詳しい中身は朝日を読んでいただきたいが、東北大の井上明久総長の研究を「不正」とする告発を大学側が「事実無根」とした問題で、同大大学院経済学研究科の大村泉教授ら5教授は16日、日本金属学会に対して質問状を郵送したというものだ。

同じことを『毎日新聞』地方版も報じている。

東北大:井上学長の研究調査で教授ら質問書−−日本金属学会に 
4月17日

この問題では『東北大学新聞』も4月に入ってこの問題に対して2回の報告を行っている。

さらには、3月31日付けで、東北大学の教授が連名で文部科学省の不正防止担当窓口に質問状を送付している。

中身は、東北大学が昨年末と今年1月末にこの疑惑に関する2つの報告書について文科省はどのうよな対応を行ったのか。東北大学は未だ説明責任を果たすに至ってないと考えるが、文科省はこれについてどう考えるのか、との質問をぶつけたものだ。

この問題は学内だけで納得して収束する問題ではない。学会、日本のすべての科学者、世界の科学者が納得する説明が必要な話だろう。ましてや、素人さえ疑問に思えることをクリアしていないお話です。

国立大学と文科省と言えば、文科省の施設整備をめぐる汚職事件で元文教施設企画部長が今日にも再逮捕とも伝えられている。文科省と国立大学の関係は天下り問題なども含めて関心が高まっているだけに、文科省はこの東北大学の不正論文疑惑に対してどう対応するのかが多数の大学人の耳目を集めているようだ。


2008年04月23日
パシフィックコンサルタンツグループ荒木民生元社長の逮捕

本日の朝刊各紙がPCI元社長らに対して東京地検特捜部が本格捜査に乗り出すことを打っている。
そして、このブログを書いている途中に荒木元社長の逮捕が入ってきた。

中国遺棄化学兵器処理事業をめぐっての特別背任と詐欺容疑での捜査と伝えられているが、その舞台となったのがパシフィックコンサルタンツグループの子会社「パシフィックプログラムマネージメント」(PPM)。
同社をめぐっては、当ブログでも何度かお伝えしたように、不可解な資金の流れを指摘した、山岡俊介氏の本誌記事に対して、パシコンと荒木元社長は本誌と山岡氏を名誉棄損で訴えていた。

1審でも2審(パシコンは1審を受け入れ、荒木氏のみ控訴)でも勝訴したのだが、つい、先日、上告ということになった。判決は「提訴、控訴そのものが不法行為である」と断じているにも関わらずだ。

今回の容疑と舞台回しが同じだけに、はなはだ興味深い。
ともあれ、PPMに流れた金はどこへいったのかも含めてその解明を見守りたい。

2008年04月11日
パシコン元社長・荒木民生氏が上告

本日、パシフィックコンサルタンツグループ元社長の荒木民生氏が控訴していた高裁判決の事をアップしました。ところが、アップした直後、なんと荒木氏が上告したとの連絡が入った。

先程も書いたばかりだが、控訴審の判決はこう断言している。
「記事の内容が真実であり、名誉棄損の請求に理由のないことを知っていたか、少なくとも知り得たにもかかわらず、訴えを提起し、一審で敗訴判決を受けるやさらに控訴した。提訴及び控訴は裁判制度の趣旨目的に照らして著しく妥当を欠くものだというほかない。したがって、それは不法行為を構成する」

3年にわたる不当提訴の裁判が終わったつもりで、ブログもアップしたのですが、本当に、やるせないとはこのことか。(えっ、信じられないとの気持ちの方が強いのですが……)

山岡俊介氏もアクセスジャーナルで、この上告に対してその心情を述べている。

そういえば、最高裁にはいったこともない身です。この際、じっくり見学させていただきますか。

パシフィックコンサルタンツグループ元社長の名誉棄損訴訟、高裁判決も棄却

4月。新入生に新入社員。電車の込み具合は、いまが年間のピーク状態のようです。

ところで、昨年2月に、ご報告したパシフックコンサルタンツグループと荒木民生社長(提訴当時)から財界展望新社とジャーナリストの山岡俊介氏への名誉棄損訴訟での勝訴。その後、荒木民生元社長のみが控訴していました。

その控訴審判決が3月27日にありました。

原告・荒木氏の控訴は棄却というもの。さらに、一審判決でも「パシフィックコンサルタンツ側の不法な提訴」として山岡氏と財界展望新社に対して、各々50万円の支払いを命じていたが、控訴審はそれに対してさらに各々に10万円加算の支払いを命じたものでした。

判決は、「記事の内容が真実であり、名誉棄損の請求に理由のないことを知っていたか、少なくとも知り得たにもかかわらず、訴えを提起し、一審で敗訴判決を受けるやさらに控訴した。提訴及び控訴は裁判制度の趣旨目的に照らして著しく妥当を欠くものだというほかない。したがって、それは不法行為を構成する」とまで断じています。

パシフィックコンサルタンツグループに対しては昨年10月、東京地検特捜部が強制捜査に着手、捜査は詰めに入っていると伝えられる。提訴案件と舞台装置が重なるだけに行方を注目しているところです。


2008年04月04日
『ZAITEN』5月号のご案内

『ZAITEN』5月号
詳しくは『ZAITEN』ホームページへ

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■ 徹底特集 「地銀・信金・信組」――終わらぬ悪夢――
地方銀行109、信用金庫281、信用組合164――これがわが国の「地域金融機関」である。
地元企業を育成し、地方経済を振興する役割を担う地域金融機関にいま、大きな“異変”が起こっている。牧歌的な時代は、もうすでに終わった。これからは「適者生存」という殺伐とした論理しか通用しない。それはまさに“悪夢”とでも呼ぶべき状況である。
しかし、この悪夢、まったく終わる気配がないのだ。地銀、信金、信組の悲惨な現状を追った――。

「サブプライム」「不動産バブル崩壊」「地方経済衰退」・・・
地方銀行を閉塞させる“5つの悪夢”
金融ジャーナリスト 原口勝彦
いま、全国の地方銀行が未曾有の“閉塞感”に苛まれている。それもそのはず、「前門の虎、後門の狼」、どちらを向いても、憂鬱な状況しかないからだ。壊れゆく地元経済、世界的信用収縮、越境戦争・・・この悪夢はいつ覚めるのか――。


緊急調査 全国地銀109行「財務危険度」リスト
金融ジャーナリスト 伊藤歩
かつて128行あった地方銀行は、現在は合併等で109行に減った。メガバンクやゆうちょ銀行の攻勢を受け、今後、地銀はどうなっていくのか。公表資料を基に「財務危険度」を緊急調査した――。


問題地銀を見て見ぬふり「金融庁」偽りの“強面”
金融ジャーナリスト 岡田四郎
金融機関を厳しく監督し、預金者・投資家を守る官庁――そんな金融庁のイメージは幻想でしかない。崩壊寸前の地方経済に喘ぐ地域金融機関を見て見ぬふりする、なんとも、霞が関な役所。それが同庁の真の姿である。

ワイドコラム 全国「地方銀行」狂騒曲

東和銀行(群馬)西京銀行(山口)みちのく銀行(青森)問題地銀の重すぎる過去
ジャーナリスト 田中幾太郎

野村証券に弄ばれた八千代銀行(東京)の“浮き足経営”
金融ジャーナリスト 岡田四郎


地元文化財旅館を取り壊しの瀬戸際に追い込む
地銀の雄 横浜銀行の品格
ジャーナリスト 高田学


“地銀界の孤児”スルガ銀行(静岡)が頭を抱える「後継者問題」
ジャーナリスト 田中幾太郎

“シブ銀”静岡銀行が招いた!?クレディア債務者の家庭崩壊
金融ジャーナリスト 伊藤歩

大証のトラブルメーカー平和奥田に貢ぎ続ける滋賀銀行の“胸の内”
金融ジャーナリスト 原口勝彦


“劣等性”島根銀行争奪戦
迎え撃つ地元・山陰合同銀行と攻める広島銀行その他大勢

ふくおかFGの軍門に下った
親和銀行(長崎)に囁かれる水面下の“再生劇”
金融ジャーナリスト 岡田四郎

サブプライムで撃沈“受難”はじまる「信用金庫」
ジャーナリスト 川端康
先日、瀧野川信用金庫(東京)がサブプライム関連商品で大損失を出し、資金支援を受けることが決定。サブプライムで経営が悪化した日本初の金融機関の“汚名”を受けることになった。はたして、これは一信金の問題だけなのか――。


“自閉”する信組業界
底抜けたバケツ「信用組合」に水を注ぐ「全信組連」
ジャーナリスト 谷崎潤
経営不安が各地で顕在化する信用組合。哲の結束を誇る業界は各信組の救済に努めているが、内部での足並みは必ずしも揃っていない。それどころか、金融庁にも見放され、中央機関「全信組連」の支援もいつまで続けられるのか――。

“永久不滅”の業界共同システムNTTデータ
「信金・信組」籠絡術
金融ジャーナリスト 小山田遼
信金・信組の業界共同システムを構築し、30年以上にわたって利益を独占しているNTTデータ。旧電電公社の安定感もさることながら、持ち前の“阿吽の呼吸”は他社の追随を許さない――。

■企業
米ウェスチングハウス買収の成果は・・・
原発覇権狙う東芝 西田社長「博打ビジネス」の臨界点
ジャーナリスト 布目駿一郎
世界を驚かせた東芝の米ウェスチングハウス買収から2年――。その後も元祖「選択と集中」を自負する東芝・西田厚聰社長の大型投資は止まらない。しかし、原発市場では、そのパソコン流博打ビジネスに疑問の声も・・・。

■金融
全国に散らばる投資家と保険契約者
配当月5% 保険料タダ 大和生命の「黒い保険」
本誌編集部 北原伸一
夢のような商品だった。だが、「うまい話には落とし穴」が世の常、この話も大いに問題があった。「架空の投資話」に「まっとうな保険」をセットしたポートフォリオ。大和生命の社員も複数関与していたことから投資家は疑う余地などなかった。

■社会
日本経済の“顔”が務まるのか―
キヤノン「大分疑惑」で見せた縁故資本主義者「御手洗冨士夫」の素顔
ジャーナリスト 伊藤博敏
昨年末、新聞報道で明るみに出た大分コンサルタント脱税疑惑。その延長線上に登場したのが御手洗冨士夫氏だっただけに、疑惑の根の深さが窺われる。しかし、その前に問われるべきは、日本経団連会長としての“品格”なのかも知れない・・・。

■メディア
オーベン「株価操作」事件がきっかけに・・・
フジテレビ日枝「特命記者」が産経新聞・住田社長を“極秘調査”
ジャーナリスト 古谷円
結論からいえば大山鳴動にして、ということだが、大メディアのあの人が手足となる記者を動かし情報戦。それが人事抗争の武器となるなら、「記者魂」はなんとも情けないものとなってしまう。

■企業
認識の甘さが瓦解に繫がる
日本板硝子「買収英国企業に母屋乗っ取られ」
ジャーナリスト 的場新一
「小が大を呑む」を地で行った日本板硝子だが、社長の愛嬢を自社CMに出演させるなど、経営の甘さが後手に回って、気がつけば「母屋乗っ取られ」の事態に・・・。

携帯電話加入者獲得戦争のウラ(1)
ソフトバンク好調の推進力「光通信」に“架空販売”
ジャーナリスト 中山雄二
「0円携帯」「ホワイトプラン」と、何かと話題豊富なソフトバンクモバイルだが、携帯電話加入者増加の裏側には、またしても不穏な動きがあった。光通信と手を組んでの「寝かせ」の実態に迫る。

携帯電話加入者獲得戦争のウラ(2)
「プリペイド携帯加入者水増し」KDDIが目をつむる闇
ジャーナリスト 青木龍彦
携帯純増数でソフトバンクと激しい争いを続けるKDDI。だが「au」の純増数はプリペイド携帯の大量販売による「水増し」だったのだ。さらには、全社員によるキャンペーンは社長すら知らなかった。目標達成のためにはプリペイド携帯が犯罪に利用されるという現実はかなぐり捨てられた。

■金融
かつて銀行では前頭取と熾烈なトップ争い
三菱UFJ証券五味会長の「ダーティー人脈」
ジャーナリスト 大沢飄平
その奇妙な人脈は、都内一等地の2000坪に及ぶ広大な不動産を動かしたかと思うと、ある特別背任事件への関与、はたまた不可思議な宗教団体にもつながるという御仁。“清濁併せ呑む”にしては――。

迷走する巨象
三菱東京UFJ銀行永易新体制に「行員の悲鳴」
ジャーナリスト 真野響介
4月から新体制に移行する三菱東京UFJ銀行。新役員人事は、相変わらず旧三菱の論理を優先した政治色の強い人事となった。内紛を続ける巨象に対して、金融関係者の間からは嘲笑さえ出ている。
レポート:許されざる“公的資金投入”

■企業
「税金700億円を無心」IHIロケット事業の奈落
ジャーナリスト 横田一
当初予定から大幅に遅れている中型ロケット開発計画。民間側の中心企業IHIは巨額の予算超過状態で、ついには国に「700億円の追加負担」を求めている。もし実現すれば、一企業を助けるための公的資金投入の色合いが余りにも強い。

■同族・世襲経営の「明暗」(12)
「私で世襲経営は終わりです」
YKK2代目吉田忠裕社長の決断
ジャーナリスト 舘澤貢次
松下電器から「松下」が消えるのと同じように、社名から「吉田」が消えて17年。ファスナーの世界シェア45%、世界70カ国に118社の連結子会社と4万人の社員を擁する“異色グローバル企業”YKKを牽引する2世社長の本音に迫る。

名門はいかにして戦いに挑むのか
「ミタルの次なる目標」新日鉄“古典的防衛策”の薄氷
ジャーナリスト 出頭忠次
三村氏から宗岡氏に社長が交代した新日鉄。依然として、ミタルの買収攻勢に戦々恐々としている。ミタルの“ハイテク金融部隊”に対して、迎え撃つ新日鉄の“竹槍部隊”と揶揄される防衛策は、はたして有効なのか――。


レポート:緊急アンケート
回答拒否続出
百貨店はデパ地下「惣菜」の食材原産地をなぜ隠すのか?
本誌編集部
デパ地下「お惣菜」について、主要百貨店15社に緊急アンケート。結果は、安全意識の高い百貨店がある一方で、不可解な対応をする消費者不在の百貨店もあり、はっきり明暗が分かれた。

レポート:わずか1時間で決着
突然ゴルフ場事業から撤退した
ゼクスの無責任
フリーライター 天野隆介
突然ゴルフ場事業から撤退したゼクスの無責任
会員側とゼクスが過去に交わした協定書には、「経営権の譲渡など重要事項には、理事会の同意を得る」とある。ところが、理事会の同意を得る前に、すでに譲渡先は内定していた。

レポート:サミットまでもたない
「政権瓦解」
福田は「キレて」官邸を去る
ジャーナリスト 白鳥洋一
一方的な突っ張りで「日銀総裁空白」という事態を招いた福田首相。福田と小沢の赤い糸も切れ、福田を支える人もいない。首相の問責決議の可決も確実の様相。今や何が起きてもおかしくない。

レポート:ブッシュの足元を見ながら
金正日が描く「米朝和解」
「後継者指名」の青写真
ジャーナリスト 井野誠一
NYフィルハーモニーの平壌公演にも姿を見せなかった金正日総書記。その背後には、米朝関係や北朝鮮軍部との思惑がある。今年2月に66歳を迎え、後継者問題もますます現実味を帯びてきそうだ。

レポート:突撃取材「この人に聞く」
国土交通省建築指導課
水流潤太郎課長
改正建築基準法“官製不況”
深く反省しております」

レポート:華々しく開幕したその裏では――
野球機構と選手会の「ボス交」が
プロ野球界をダメにする
ジャーナリスト 三上柊
「ボス交」つまり、「下交渉」が両者で行われ、そしてまた決定する。だが、よく考えると野球機構の選手関係委員長を務めるのが巨人の代表である以上、「ボス交」は一部人気球団の利益にしかならない。

兜町裏話:
「オーベン」上場廃止で取引所が憂慮する“3つのA社”
橋本 雅人

ライブドアの残党たちが上場会社に蘇った
倉田大道

異常な事態が続くクオンツの背後に“謎の女”
奥村順一

ZAITENすくらんぶる:
「価格凍結」から「値上げ」に転じたイオンの大誤算

イーモバイル千本会長の目くらまし「犬猿の対決」CMの意味深長

消費者金融の過払い金請求で国税当局が弁護士報酬に注視

「アジア・ビジネスマン」受賞で膨らむ森ビル社長の夢と借金

「花王」か「小林製薬」か注目を集めるエスエス製薬の売却先

ゴルフ場ビジネスにも触手をのばしていたスルガコーポレーション

「現場重視」の新人事はJALの起爆剤となるか

たばこ成人認証カード導入で「売り上げ3割減」の衝撃実験結果

プラズマの生産中止でパイオニアに浮上する「身売り」

全社横断的な人材活用策三井物産「槍田流慣例破り」の波紋

新銀行東京の不正融資で警視庁と東京地検が綱引き

放送各局が通販ビジネスから相次ぎ撤退する裏事情

偽装の反省まったくなしかつての名門・栗本鉄工所の惨状

クレーマーズレポート
大手電機メーカーの悪辣「下請けイジメ」

連載:名門ゴルフ場覆面調査
小野ゴルフ倶楽部の巻

六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」

著者インタビュー
『世界を動かす人脈』中田安彦

連載:広告「ウラ読み・斜め読み」
売れないケータイを買わせる手段

連載:あの人の自宅
崖っぷちの会社再建
釜和明IHI社長

連載:B・フルフォードの憂国対談
衆議院議員 鈴木宗男
ようやく世論が見方になりました

佐藤優の「獄中日記」

連載:玉木正之の「スポーツと金」
プロスポーツの新しいビジネス・モデル「独立リーグ」の

連載:情報のキーパーソン
札幌国際大学観光部教授
松田忠徳氏


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