ZAITEN
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2008年11月28日
『ZAITEN』2009年1月号まもなく発売

『ZAITEN』2009年1月号は12月1日(月)、全国の書店で発売!
詳しい内容やご注文は『ZAITEN』ホームページへどうぞ

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■特集 合併企業「人事の光と影」
 ときには持てる武器をより強力にするために、ときには時代の趨勢から、そしてあるときは生き残りをかけて−−。 企業は合併する。
 異なる社風、格差ある給与、かかるあらゆるコストを調整し両社は結ばれる。そこでは役員、社員、株主の考えや意見は黙殺され、新たなる経営目標に邁進することになるが、そのさまはまさに歌川国芳が表現した寄せ絵のように、大勢の人が合わさって作り出された産物なのだが、1人でも手を放したら、気を緩めたら、もろくも崩れ落ちる危険性をも孕んでいる。 この寄せ絵に国芳は「みかけはこわいがいいひとだ」というタイトルをつけたが、合併企業は爐澆けはいいがもろい会社だ瓩箸いΔ箸海蹐肋なくない。

対等合併をするなら委員会設置会社の形態を選択すべし
経済評論家 大塚将司

アメリカ型の『合併』は風土の違う日本企業になじまない
アローコンサルティング事務所代表 箭内昇

新たな合併のドラマが始まる「パナソニック‐三洋電機」統合
ジャーナリスト 北村信哉

《三菱UFJ》
システム統合完了後に始まるUFJ行員の駆逐
統合から3年、相次ぐ不祥事やシステム統合の延期と内向きの対応に追われてきた三菱UFJ。モルガン・スタンレーへの出資やシステム統合の完了で新たな経営段階に突入する。同時に、合併人事においても新局面に移行しそうだ。

《みずほ》
齋藤CB頭取の後任人事で「富士・一勧」が目論むクーデター計画
「前田」、「齋藤」、「杉山」−−−。トップ3の在任期間はすでに4年〜6年が経過した。不祥事が起きるたびに責任をとるのは常に「ナンバー2以下」というみずほグループ。今春の人事をめぐる抗争と確執の全内幕をレポートする。

《三井住友銀行》
旧行意識を自然淘汰させた住友のDNA
抜群の営業力を誇る三井住友銀行。力の源泉は、伝統的に意思決定の速さを身につけている旧住友銀行の強烈な行風にある。課題は、ゆうちょ銀行との友好関係維持と信託銀行のグループ化だ。

《あいおい損保》
「血の粛清」受けた旧・千代田「復権への遠い道のり」
2001年の「9・11同時多発テロ事件」。海の向こうで起きたおぞましい事件だが、この事件をきっかけに社員の人生が大きく狂わされた会社がある。それが大手損保の一角に名を連ねるあいおい損害保険だ。

《三越伊勢丹》
伊勢丹が切り込む「三越のプライド」
2008年4月1日、日本最大の百貨店が誕生した。その名も「三越伊勢丹ホールディングス」。経営統合以前から、三越と伊勢丹両社の不協和音を囁かれていたが、統合半年を経て、双方の対立は決定的になった。

《KDDI》
「寄り合い所帯」特有の人事で急速に「若さ」を消失 
かつて、どぶ板を踏んで営業したと言われるDDIは野武士集団として恐れられていた。KDD、IDOを吸収してNTTの最大の対抗勢力となったKDDIだが、このところ社内には事なかれ主義が蔓延している。社内抗争と既得権益に腐心する“ミニNTT”に将来はあるのか。
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■企業解剖
東京メトロ「株式上場」の憂鬱
世界の鉄道会社の中でも、その優良さが際立つ東京メトロ。2010年度には株式上場を目指す。だが「筋金入りの民営化論者」と評される梅崎壽社長にとって都営地下鉄との統合を言い寄る石原慎太郎東京都知事、上場後の大株主を目論むJR東日本・JR東海は気がかりの種だ。
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■企業
総務省・親NTT審議官は事務次官になれるか
政権交代が明暗分ける日本郵政・NTTの「再統合」
ジャーナリスト 布目駿一郎
解散総選挙はいつなのか――、総務省の鈴木康雄総務審議官は焦がれている。次期政権の行方に自らの事務次官昇格と旧郵政官僚の復権がかかっているのだ。背後には小泉改革の揺り戻し、すなわち日本郵政とNTTの「再統合」の思惑が蠢く。

浮上見えず7期連続赤字は必至
ウォルマート好調の裏で再燃した「西友身売り」
ジャーナリスト 田中幾太郎
大恐慌を逆手にとり快進撃を続ける世界最大の小売業「ウォルマート」の懸案は日本市場。橋頭堡と目論み完全子会社化した西友は毎年数億ドルの赤字を垂れ流し、2009年中の身売りも囁かれる。

公認会計士・細野祐二が読み解く
食用きのこ・ホクトの「減価償却費マジック」
設備投資しても原価償却が減っていくという、不可思議な事象が起きている。マジックマッシュルームによる幻覚をみているのか。平成11年からほぼ右肩上がりで伸び続け、純利益も高い水準を保つ。同時に毎年のように新設する工場、この18年間に16もの数を増やした−−。
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■金融
想定外の「破綻第1号」の余波
パンドラの箱と化した「J-REIT」の暴発
ジャーナリスト 大江宏志
10月9日、ニューシティ・レジデンス投資法人が民事再生の適用を申請。REIT市場初の破綻となった。しかし、いまや市場は“その次”を探し始めている。「リスクはほとんどない」とされてきたREITに何が起きようとしているのか・・・。

今となっては「トンデモ主張」
米国の金融技術を賞賛した「市場原理主義者たち」の大罪
ジャーナリスト 小島 誠
「サブプライムローン問題」、「リーマン・ショック」をきっかけに、全世界へ広がった米国発の金融危機。小泉改革全盛期の2000年初頭、金融市場の全面的な規制緩和を唱えた「市場原理主義者」たちの言説は、いったい何だったのか。

人材流出に顧客の不安−−− 
変額年金保険シェアトップの
ハートフォード生命“第2のAIG生命”への危険度
ジャーナリスト 坂田晃
「保険の顔を持った投資信託」は例外ではなく、アメリカ発の金融危機の煽りを受けた。だが、ハイリスクな金融商品を強引に売り出したこの生保トップによる経営のつまずきだった。

多重債務者が殺到するカード
りそな銀行も参入する「VISAデビッド」の落とし穴
報道記者 森 史雄
世界ブランドのデビットカード「VISAデビット」が本格始動する。口座残高の範囲内が上限で、使いすぎの心配がないうえ、暗証番号の入力のみで買い物ができる気軽さが魅力だが、多重債務者もつくれるなど、懸念材料も多い。
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■経済・社会
レポート:移転計画下で進行する水産業界再編
「築地市場」卸業者を買い占める外資の狙い
フリーライター 天野隆介
東京都・豊洲地区への移転問題で揺れる「築地市場」。場内で水産物の販売を手がける水産卸会社の株が外資に買い占められていることが判明し、水産関係者の話題となっている。狙いはなにか。背後に大手量販店の存在もささやかれている。

「存在意義」消失
会員減少が止まらない
「日本商工会議所」存亡の危機
ジャーナリスト 館澤貢次
日本商工会議所と言えば、かつては永野重雄や五島昇といった超大物財界人をトップに、地域活性化の旗頭として、全国くまなく勢力を固辞してきた。だが、ここへきて、各地で会員の商工会離れが加速している。

古森委員長退任示唆で現実味が増した
福地会長の留任濃厚でNHKに燻ぶる新たな火種
ジャーナリスト 黒川誠一
福地茂雄NHK会長の任期が長くなりそうだ。古森委員長と受信料問題で意見があわず、その彼もまた12月退任を示唆した。温厚なイメージで局員にも人気の高い福地会長の本領発揮は遠くない。
今度は「全容解明」に期待できるのか−−−
大物ヤメ検から新任特捜部長への就任プレゼントだった「小室哲哉5億円詐欺事件」
ジャーナリスト 古谷 円
新特捜部長就任は10月1日。「捜査はやるかやられるか」と熱く語る新特捜部長が手掛けた最初の事件は大物芸能人だった。ただこの事件は、被害者代理人である大物ヤメ検が新特捜部長へ贈った計らいだったとか。

「タミフル」か「リレンザ」か
「新型インフルエンザ」厚生労働省の鈍感危機管理
ジャーナリスト 中山雄二
「日本も海外と同じようにもっと新型インフルエンザ対策を」経団連はそう呼びかけるが、厚生労働省は重い腰を上げようとしない。「タミフル」は抗インフルエンザ薬として有名だが、「タミフル耐性インフルエンザ」が流行の兆しを見せている。そこで、注目されるのが「リレンザ」をはじめとした薬だが、企業だけで対応するには限界点に達している。

陛下の前で「ロンドンは目指しません」と豪語
金メダリスト石井慧のプロ転向は「柔道」が「JUDO」になったがゆえの問題
ジャーナリスト 三上柊
「オリンピックのプレッシャーなんて、斉藤先生のプレッシャーに比べたら屁のツッパリにもなりません」(北京五輪優勝後インタビュー)など独特の発言が物議を醸したが、その発言の背景を考えることが肝要だ。
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■ザ・トップ対決   業界癸院Γ牡覿函峽弍勅圓隆錙彭按貳羈咫
いすゞ自動車・細井行社長vs日野自動車・白井芳夫社長
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■経済社会裏話
経営指南企業ベンチャー・リンクが自らの経営苦難をどう乗り切るか

築地市場だけじゃない! 東京都が進める築地川「ボート係留」問題の深層

ユーチューブに負けた警視庁と大マスコミ

凄腕ファンドマネージャー失踪まで噂されたタワー投資顧問「閉鎖説」の真偽

中堅ゼネコン「井上工業」倒産の公表されていない本当の裏事情

相次ぐ「第三者割当増資失効」の背後にちらつく「金融当局」の影

「ヤクザマネー本」相次ぐ出版の裏事情
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■ZAITENすくらんぶる:
マンション不況で面目丸潰れ大京・田代社長の「憂鬱な日々」

タイガースオーナー交代劇で露呈した「阪急・阪神」の人事抗争

ブラジル鉄鉱石の権益取得ではしゃぐ経産省に業界冷ややか

ATM提携解除で三菱東京UFJを訴えた東京スター銀行の「勝算」

TBS幹部のスキャンダル続出で井上社長はじめ経営陣の辞任説浮上

金融危機対応で時価会計の適用停止を要望した地銀協会長

アーバンコーポの破たん経緯に司法・金融当局が重大関心

大和生命の経営破綻で密かに胸をなでおろす大和証券

中国に進出する医薬品メーカーのクスリは本当に大丈夫なのか

金融サミット不発で世界各国が低金利誘導の犢餾欟調瓩愨

総選挙後の政界再編をにらんで慌ただしい自民党中川秀直元幹事長

アイスランド破綻劇で凍りつく金融立国推進派の日本経済人

子会社の架空循環取引でも夢見心地のGSユアサ依田社長

スパコンを欧州で販売する富士通に業界内から「無謀」の声
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■連載
高杉良の「良薬は口に苦し」
勲章いただくのもよいが他にもやるべきことはある

玉木正之の「スポーツと金」
スポーツ学部学科の新設ラッシュは単なる「客集め」か

佐藤優の獄外日記

クレーマーズレポート
子供主催の「コンサート」に著作権を請求するJASRAC

六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」
告発と同時に提案も行う「平成の新撰組」

広告「ウラ読み・斜め読み」
不況でも広告上手なユニクロ

国際「パワーネットワーク」解体新書
パイプラインめぐる「米・欧・ロ」の合従連衡

情報のキーパーソン
『暮らしの手帖』編集長 松浦弥太郎氏

○新連載
西川聰の「雑談経済学」

人気ゴルフ場「辛口スコア」
太平洋クラブ御殿場コースの巻

○新連載
黒木亮の飲まずに書けるか!

○新連載
永田町は今日もノー天気

女性広報にこっそり聞いた「お勧めランチ」
小岩井乳業株式会社 広報部広報担当 高井美奈さん

伏せ字で失礼!
「飲料メーカー役員のパワハラ」

著者インタビュー
『裁判官の横着サボる「法の番人」たち』井上薫氏

あの人の自宅
梅崎壽東京メトロ社長

指先を見て思うこと

新宿2丁目の飲み屋でクダを巻いたことがキッカケで仲良くなった男の子。

場所柄もちろん(?)ゲイなのだが、ネイルアーティストだというので試しにやってもらった。

腕前は、まあまあなのだが(基本的に男性ゆえ、いわゆるモテネイルなるものをしてくれた)、それよりも彼の話が印象に残った。

幼いころから自分の性に違和感を覚え、高校生の時から「女の子よりも男の子を恋愛の対象に見るようになった」と彼。

身長も顔も性格も猜振囘整幣絖瓠だから、ゲイを隠して女の子ともお付き合いをしていたという。彼のような心優しく恰好のいい男の子を女の子がほうっておくわけはない。

ただ、やっぱり本当の自分を隠して生きていきたくないと大学時代にカミングアウトをした。

大学時代のごく少数の友人に打ち明け、彼らはそんな彼を受け入れてくれたが、最近、最大の問題にぶち当たっている。

「親にまだ言えない」ことだ。

結婚適齢期にも差し掛かり、実家に帰るとご両親はしきりに「結婚はまだ? 早く孫の顔が見たい」と言う。

ネイルアーティストだけあって、彼の爪は、巷の女の子と同じようにキレイに手入れされている。

「女の子と同じようなネイルを見て爛Ε舛了劼發靴して…瓩辰栃かってくれてると思ったのに、実際は全然分かってなかった」のだ。

一人っ子の彼は「もし兄弟がいたら、そんなこと言われないのかもしれないな」とつぶやく。

彼のご両親は、ひょっとしたら分かっているかもしれない。聞きたくないから黙っているのかもしれないし、彼の口から本当のことを聞きたいのかもしれない。もちろん、そんなことは私にはわからないが。

2人で遊びに行くと、大概の人は彼の指先をジッと見る。「男なのに…」と思っているのだろう。彼の顔と指先を交互に見比べる人までいる。その眼は明らかに「違うもの」を見る目でもある。

この先、彼は常にこの視線と本当のことを言えないジレンマを抱えて生きていくのだろう。

一見、「個性」が尊重される世の中だが、「個性」と見られない「個性」もあるんだなぁと思う。

「目は口ほどにものを言う」という諺があるが、彼には「手は口ほどにものを言う犲雖瓠廚任△辰討曚靴ぁ

なぜなら、美しく手入れされて彼の爪は、目以上に彼の心を現していると思うからだ。

彼の話はまるでドラマのようだが、身近にこんな現実もあるものなのだ。

早く彼自身が勇気を出して堂々とご両親に本当のことを言える日が来ればいいなと、つくづく思う。

2008年11月27日
「GXロケット」一転して開発継続か

今日付けの『朝日新聞』が「中型ロケット開発継続へ」との記事を載せている。
中型ロケットとは官民共同で開発していた「GXロケット」。
宇宙開発戦略本部(本部長・麻生太郎首相)が同ロケットの開発を続ける意向を固めたというものだ。
いったい、誰が意向を固めたというのか。

計画は6年も遅れており、開発費も当初予定の450億円から既に700億円に膨れ上がっているのに姿形も見えない。さらに、計画達成までに今後、1000億円から1400億円つぎ込む必要があるというのにだ。これさえ、計画を継続推進するための少なめの予算数字なのだろう。このため、文部科学省の宇宙開発委員会は開発中止を勧告する方針だった。

だが、この8月に「宇宙基本法」が施行された。。
この法律で文部科学省に代わって宇宙開発政策を立案するのは宇宙開発戦略本部が中心となった。

そして今、文科省が中止へと傾いていたGXロケットが開発継続へと逆転しようとしているわけだ。
この背後になにがあったか。

推進派は「安全保障」の立場から同ロケット計画の継続を主張するが、GXロケットは1段目は米国のロケットを予定しており、しかも打ち上げ場所もアメリカの空軍基地からの打ち上げに変更しての継続だという。とても、国産ロケットとは言えない代物だ。これなら、ハナから他国に依頼すればよい。「安全保障上」などのお題目さえ、合ってはいない。

自民党の「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」も、凍結すべきだと判定した計画だ。

麻生首相も述べた「100年に一度の危機」下において、専門家集団が不要と位置づけた結論をねじ曲げてまで、復活させる計画ではあるまい。いや、選挙もできない「選挙管理内閣」がチマチマと国民の目に見えないところで決定する事項にはふさわしい。


2008年11月03日
『ZAITEN』12月号のご案内

『ZAITEN』12月号は11月1日、全国の書店で発売!
詳しい内容やご注文は『ZAITEN』ホームページまで、どうぞ。

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■特集 司法書士vs.弁護士「淘汰への戦い」
不動産登記や裁判書類などを手がける司法書士。敷居の高い弁護士と違って、身近な法律家として全国各地で活躍する。その数およそ1万9000人。
2003年の改正司法書士法により、司法書士に簡易裁判所の代理権が付与された。法務大臣の「認定」を受ければ、簡裁で扱う140万円以下の訴訟で弁護士と同様の業務ができる。本人に代わって出廷し、弁論したり、相手方と調停したりすることが可能だ。
2006年、いわゆる「グレーゾーン金利」を違法とした最高裁判決が下った。以後、消費者金融などへ払い過ぎた利息分を取り戻す「過払い金返還請求」を行う認定司法書士が急激に増えている。
一方の弁護士は、一連の司法制度改革の流れで年々増加し、いまや約2万5000人に膨れ上がった。10年前と比べると、約2倍だ。超難関の司法試験にやっと受かっても、就職先が見つからないといった事態も一部で生じている。法科大学院の「勝ち組」と「負け組」もはっきりしてきた。
2009年から国民が裁判に参加する「裁判員制度」が始まる。なにかと注目される法曹界だが、とりわけ司法書士業界内部では、弁護士との職域競合に対する不安が大きく広がりつつある。生き残りをかけた熾烈な「淘汰への戦い」は、すでに始まっている。

「借金整理」で壮絶バトル
「司法書士」と「弁護士」棲み分けの終焉
本誌特集班
「一人で悩まないで」――。電車内でみかける「借金解決」の広告。いわゆる「グレーゾーン金利」を違法とした2006年の最高裁判決以後、弁護士と司法書士による多重債務者争奪戦が始まった。その内幕をレポートする。

タテ割り「司法制度改革」の欺瞞
「あと10年で司法書士は消える!」
本誌特集班
「町の登記屋さん」というイメージが強い司法書士。司法改革に一環で2003年から簡易裁判所の代理権をもつことが可能となった。だが、いずれ弁護士制度に統合されるという見方も出始めている。いったい、どういう理由で・・・。

司法試験には受かったけれど・・・
「就職難民化」する若手弁護士たち
本誌特集班
司法試験合格者の増加に伴い、新人弁護士たちの就職難が厳しさを増している。弁護士事務所に勤めることもできず、経験もなく自宅で開業を余儀なくされるケースも・・・。

司法試験合格率30%
「法科大学院」の淘汰・再編が始まった
本誌特集班
今年で3回目となった新司法試験。合格率は毎年低下し、今年は33%。法科大学院74行は当初から「乱立」と言われて来たが、ここへ来て「整理・淘汰すべき」との声も高くなった。合格者の少ない大学院は存続のピンチだ。

■特別レポート
御曹司経営者と外資系証券のドンを輩出
軽薄なる日本版フリーメーソン「慶應三田会」が経済界を席巻する
ジャーナリスト 田中幾太郎
創立150周年を迎えた慶応義塾の同窓組織「三田会」は各企業で強い結束力を見せつけ、アメーバーのごとく増殖を続けている。三越と伊勢丹の経営統合の舞台裏や、ゴールドマン・サックス証券の持田昌典社長の行動を追いながら、日本版秘密結社の深層に迫る。

■企業解剖
“葛西天皇”得意の政治闘争
JR東海「リニア新幹線自前建設」の深謀
JR東海が威勢よくぶち上げた「リニア中央新幹線」。技術的に克服しなければならない問題は山住で、経営リスクは大。“天皇”とまで呼ばれる葛西会長は、なぜ今、自費建設を掲げたのか。強引にリニア建設を押し進めるJR東海の狙いはどこにあるのか。

■企業レポート
総選挙に翻弄される電力業界
剛腕・二階経産相が待った!電気料金「値上げ圧縮」の舞台裏
ジャーナリスト 布目駿一郎
原油価格の高騰を受け、一度は決まった電気料金値上げに、経産省の二階俊博大臣が「待った」をかけた。総選挙間近と言われるなか、規制を嫌う電力業界と、大臣・経産官僚の政治的思惑が錯綜する。

今期限りで社長更迭の可能性も
シャープ「町田会長vs.片山社長」奥の院の暗闘
ジャーナリスト 出頭忠次
2007年4月に40代という若さで社長に就任したシャープの片山幹雄社長。同社はトップクラスの業績を保ち続けた「家電メーカーの優良児」だったが、新社長就任後1年で業績悪化に歯止めがきかない状態となってしまった。「院政」を敷く町田会長、「ねばる」片山社長の綱引きは始まったばかりだ。

計算ミスや設計ミスが続出・・・
「損害賠償請求訴訟」が示す日立「原発事業」の“危うさ”
ジャーナリスト 館澤貢次
原油高や景気低迷で電力会社も赤字経常の時代だ。原発メーカーの失態で予定の電力が得られなければ、当然「損害賠償請求」となろう。それにしても、最近の「日立」はおかしい。

進むも地獄、退くも地獄・・・
準大手ゼネコンを襲う「淘汰・再編」の嵐
ジャーナリスト 厳瑞陽
デベロッパーの破綻に続き、ゼネコンにも淘汰の波が忍び寄っている。座して倒産を待つわけにもいかず、いきおい、「不払いリスク」を抱える物件を受注せざるを得ない状況だ。はたして、このゼネコン不況に終わりはあるのか・・・。

■金融
再び国有化の可能性も
米金融危機直撃で「新生銀行」「あおぞら銀行」破綻の足音
ジャーナリスト 真野響介
リーマン・ショックをきっかけに全世界へ広がった米国発金融危機。日本は比較的影響が少ないとされているが、新生銀行とあおぞら銀行の経営危機は深刻さを増している。経営不安がさらに高まり、「再び国有化」との見方も出始めた。

カネボウ、レックスに続く“誤算”となりかねない・・・
和製優良ファンド「アドバンテッジパートナーズ」子会社「相次ぐ貸金業買収」の成否
ジャーナリスト 伊藤歩
貸金業界が逆風に晒されるなか、積極的な買収に乗り出している「かざかファイナンス」。代表の藤澤信義氏は意気軒昂だが、その親会社アドバンテッジパートナーズにとっては大きなリスクになりかねない・・・。

特定投資家への損失補填
捜査当局が重大関心 株式市場の新錬金術「DES」
ノンフィクションライター 相楽総一
「コノゴロ都ニハヤル物、夜盗強盗謀論旨」――そういって後醍醐天皇の政治を揶揄したのは有名な「二条河原落書」だが、株式市場では、“コノゴロ兜町ニハヤルモノ”としてよく耳にするのが「デス」。そのカラクリを暴くと。

■公認会計士・細野祐二が読み解く
リーンマン破綻と時価会計の罪
歴史的な金融危機は地球を飲み込んだ。9月16日のリーマンショックは、世界最大の保険会社へ飛び火し、世界を震撼させた。破綻したリーマンの直前までの決算を見ると連続増収増益の高収益体質を誇っていた。それが・・・。その原因は時価会計という特異な会計理論だった。

公認会計士・細野祐二が読み解く
ニイウスコー「循環取引」と監査法人
前号に続いてニイウスコーの循環取引について考えてみたが、ここでひとつ提案。民事再生手続き中のニイウスコーは、機関決定をもって、トーマツの守秘義務を解除してはどうか? そうすればトーマツは粉飾決算の実情を会計監査人の立場から説明でき、事件の全貌解明につながる。

■経済社会レポート
広告激減「テレビ局決算全滅」崩壊への序曲
ジャーナリスト 秋山治郎
大手テレビ局の決算が軒並み撃沈状態に陥った。スポンサーが広告費を大幅カット。さらに視聴率の異変がテレビ局の売り上げを直撃する。今やテレビは“貧困層ビジネス”になってしまったようだ。

お荷物化した老舗タブロイド紙
『夕刊フジ』休刊を見据える産経新聞の思惑
ジャーナリスト 中山雄二
駅売りタブロイドの老舗『夕刊フジ』に休刊の噂が出ている。噂の真相を探ると、意外なことに、産経新聞社の住田良能社長に行き着いた。老舗新聞を休刊に追い込むほどの理由とは、どのようなものなのか。

自民党の資金団体会長に山口信夫氏
総選挙の結果次第で“火中の栗”を拾う財界の「苦悩」
ジャーナリスト 岡好美
衆院の解散・総選挙を前に、自民党の政治資金団体「国民政治協会」の会長に山口信夫氏(旭化成会長)が就任した。協会には多くの大企業が寄付しており、総選挙の行方次第では、財界が゛火中の栗゛を拾う可能性もでてきた。

■スポーツ
「第3勢力」が撤退
リーマン・ショックで始まった国内ゴルフ場「第2次地殻変動」
フリーライター 天野隆介
外資に対抗する「第3勢力」として注目された新興不動産やファンドが一転、ゴルフ場ビジネスから撤退している。不動産不況、「リーマン・ショック」などの影響が予想以上に大きいためだ。国内ゴルフ場業界では、新たな「地殻変動」が起きつつある。

ファンはそもそも“出来山”を念頭において観戦
「八百長問題」の根源は外国人力士の教育を怠った相撲協会
ジャーナリスト 三上柊
とどのつまり、外国人の異文化を日本独特のしきたりで塗り替えることのできなかったことが最大の原因であり、それを前理事長がムキになってしまったことが、コトを大きくしてしまった。

■ザ・トップ対決
業界NO.1・2企業「経営者の器」徹底比較!
野副州旦・富士通社長 VS.矢野薫・NEC社長

■経済社会裏話
進学塾大手・栄光ゼミナール「カリスマ」経営者引退の“真相”

在京テレビ局の幹部を狙った“スキャンダル怪文書”乱舞

政府“お墨付き”で大流行出稼ぎ中国人の偽装結婚で「新たな手口」

総選挙の結果に関係なく小沢政権に落ち着く公算

リネンサプライ業界の談合告発に動かぬ公取委

賠償額過去最高「1000億円」「蛇の目ミシン」株主代表訴訟の衝撃

第三者割当増資を再三にわたり変更させるコネクトテクノロジーズへの「非難」

「天下に恥を晒した」ジャスダック市場の終焉

■ZAITENすくらんぶる:
米国発金融危機の影響で少なくとも2地銀が破綻危機

米金融に救済出資する日本勢でみずほFGだけが沈黙する理由

イオン・岡田社長が激怒した名門「三越」の2店舗閉鎖

三菱重工の国産ジェット機を政府が10機「救済購入」

国内半導体メモリー大手メーカー「エルピーダメモリ」の赤字拡大

「関空・伊丹・神戸」3空港の役割分担めぐる調整論議が再燃

意気消沈続く金融庁中川大臣ショックと日銀人気

中曽根弘文外相誕生で省内に出始めた不安の声

森ビルの上海超高層ビルはオフィス入居率の低さ「世界一」

総選挙で野党過半数確保なら総理に岡田・民主党副代表が濃厚

世界恐慌への理論的お墨付き与えたノーベル経済学賞廃止の声

検察が狙う「キヤノン案件」にいよいよ窮地の“財界総理”

来年から下がる燃油サーチャージで「笑う人」「泣く人」

■連載
《あの人の自宅》
持田昌典ゴールドマン・サックス証券社長の“ご自宅”

高杉良の「良薬は口に苦し」
小泉に代表される世襲政治家にまた未来を託すのか――。

B.フルフォードの憂国対談
矢野絢也・元公明党委員長
国会に呼ばれれば知っていることをお話します――。

玉木正之の「スポーツと金」
世界を直撃する金融危機が「東京五輪」を実現させる

佐藤優の「獄外日記」

クレーマーズレポート
――キリンビール
キリンビールの「缶から蚊」の一方的封印

六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」
――大和生命「破綻の真相」

広告「ウラ読み・ナナメ読み」
化粧品でしくじった富士フィルム

国際「パワーネットワーク」解体新書
ロシア石油企業の支配権をめぐる英ロの暗闘

情報のキーパーソン
――宗教学者 島田裕巳

人気ゴルフ場「辛口スコア」
戸塚カントリー倶楽部

気まぐれ掲載!伏せ字で失礼
〇X生命トップの許されざる「セクハラ発言」


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