ZAITEN
最新号案内 バックナンバー 購読申込 単行本案内 別冊案内 会社概要 求人情報 広告料金 クレーム研究所 編集者ブログ お問い合わせ サイトマップ

メイン

2008年09月12日
東北大学井上総長の不正論文疑惑追及に新展開

『ZAITEN』本誌で過去3回報じた(07年11月号、08年2月号、3月号)、東北大学の井上総長の論文疑惑は、表面化してから1年たつが、疑惑は全く晴れず、学内ではモヤモヤ状態が続いているようだ。

当コラムでも、4月に、東北大学大学院経済学研究科の大村泉教授ら5教授が、日本金属学会に対して質問状を郵送したということを紹介した。これに対して、金属学会は「論文の疑義に対する説明責任は著者にあり、質問は著者にすべきだ」とつれない返事だったようだ。

これに対して、大村和泉教授らは9月4日、日本金属学会に2回目の質問書を送った。
学会は論文が掲載された学術誌を編集しており、学術誌では「論文の内容が別の論文の結果と違う場合には誌上で討論するという」ルールがあり、学術誌は著者に対して質問を転送しその回答を公開するのが基本。いわば、公開質問状が送りつけられたということのようだ。

それとは、別に、本誌に寄せられた情報では、7月には東北大学の材料を専門とする多元物質科学研究所の教授ら11人が「研究者の作法に基づく説明を徹底して東北大の誇りを回復せよ」との趣旨の要望書を大学側に提出したという。もっとも、執行部側は「研究費の概算要求」をたてに、それ以上の行動を押さえ込んているという。

この問題が発覚して以降、今年の7月、東北大では大学院歯学研究科で、論文の不正があったとして日本細菌学会が学会賞を取り消すなとの処分が出ているだけに、井上総長の問題に対してウヤムヤ状態が続くのがたまらないとの気分を抱く教職員が少なくないようだ。

2008年04月24日
東北大学井上総長の論文疑惑は未だヤブの中

『ZAITEN』本誌で過去3回報じた(07年11月号、08年2月号、3月号)、東北大学の井上総長の論文疑惑は、東北大学においてはもちろん、日本金属学会などでもまだ、収束していないようだ。

つい最近では、宮城地方版ながら『朝日新聞』が報じている。

東北大総長疑惑、5教授が学会に「直訴」
2008年04月17日

 記事の詳しい中身は朝日を読んでいただきたいが、東北大の井上明久総長の研究を「不正」とする告発を大学側が「事実無根」とした問題で、同大大学院経済学研究科の大村泉教授ら5教授は16日、日本金属学会に対して質問状を郵送したというものだ。

同じことを『毎日新聞』地方版も報じている。

東北大:井上学長の研究調査で教授ら質問書−−日本金属学会に 
4月17日

この問題では『東北大学新聞』も4月に入ってこの問題に対して2回の報告を行っている。

さらには、3月31日付けで、東北大学の教授が連名で文部科学省の不正防止担当窓口に質問状を送付している。

中身は、東北大学が昨年末と今年1月末にこの疑惑に関する2つの報告書について文科省はどのうよな対応を行ったのか。東北大学は未だ説明責任を果たすに至ってないと考えるが、文科省はこれについてどう考えるのか、との質問をぶつけたものだ。

この問題は学内だけで納得して収束する問題ではない。学会、日本のすべての科学者、世界の科学者が納得する説明が必要な話だろう。ましてや、素人さえ疑問に思えることをクリアしていないお話です。

国立大学と文科省と言えば、文科省の施設整備をめぐる汚職事件で元文教施設企画部長が今日にも再逮捕とも伝えられている。文科省と国立大学の関係は天下り問題なども含めて関心が高まっているだけに、文科省はこの東北大学の不正論文疑惑に対してどう対応するのかが多数の大学人の耳目を集めているようだ。


2008年01月16日
学内から批判続出の「東北大学井上総長の不正論文疑惑」

『ZAITEN』2月号で報告した「東北大学井上総長の論文不正疑惑」。
当ブログでも紹介したように、地元の『河北新報』が次々と記事にしている。

先週の11日には学内の反応を載せているのでご紹介しておきたい。

『河北新報』1月11日
「説明責任が不十分」異論噴出 東北大総長論文問題
 

2008年01月13日
東北大学井上総長の不正論文疑惑

『ZAITEN』2月号で報告した東北大学・井上総長の不正論文疑惑。

東北大学が記者会見し、その疑惑を否定したことは当ブログでも紹介しました。

で、翌日には共同研究者が同じく記者会見をしていました。その内容が特筆ものです。
河北新報の記事です。

実験データはすべては中国の海の底に沈んだ。でも、再現実験は成功した。その再現実験の成果はなぜ記者会見で示されなかったのでしょうか。
 
『河北新報』は大晦日にもこの問題に記事を書いています。

この問題ではたまたま、『ZAITEN』のスクープとなりましたが、大手新聞、テレビも告発文書が出現したころから取材をしていました。文部科学省も、東北大学の調査報告書以上のものを求めない方針でしたが、これで問題がお終いという状況にはないようです。

なにかあれば、『ZAITEN』も継続レポートを行いたいとおもいます。

2007年12月27日
東北大・井上総長の不正論文疑惑

昨日発売の『ZAITEN』2月号で取り上げた、「東北大学井上総長の『不正論文』疑惑」。

関係方面からかなりの反響があります。

その東北大学は昨日、内部調査の結果を記者会見で明らかにした。

『河北新報』が本日付けの記事を載せている。


今日付けで東北大学は文部科学省に調査報告書を提出するという。
だが、なんとも信じられない言葉が飛び出している。
だれがやっても再検証で同じ結果になるのが「科学」のはず。
「材料創製の分野では誰がやっても同じものができるという再現性が当てはまらない」などの発言は科学者のそれとはとても信じられない。

『ZAITEN』2月号でも東北大学の対応委員会と井上総長のコメントを載せているので、その中身も改めて読んでいただきたい。

内部調査報告書は公表されたが、再実験もされていないようで、とても、調査したという代物ではなさそうだ。ともあれ、調査報告書を入手し、改めて、報告したい。

世界的とされる東北大学の金属材料。それがこの態では、日本にオカルトやスピリチュアルが蔓延するのも無理ない。

2007年11月08日
東北大学

先月号で報じた東北大学。
かなりの反響をいただきました。

東北大学というと今話題の守屋武晶防衛省前事務次官もその出身。
で何かと話題の東北大学だそうですが、その東北大学にある疑惑の調査委員会が設置されたそうです。これは文部科学省も設置について確認している話。

ちなみに、現在の文科省の事務次官氏が東北大学出身で、現在の東北大学のあり方には何かと気を揉まれているという。

あらたな内部告発文書も次々と文科省や大学関係者の元に投げ込まれている事態になっているようです。

2007年10月09日
国立大学法人へ文科省の天下り

本日、共同の配信と見られる記事が地方紙にでている。

■■■■
2007年10月9日 朝刊 
中日新聞
文科省出身者、国立大に65人天下り 法人移行時の懸念が現実化

 全国の国立大学法人計八十七校のうち七割の六十校に計六十五人の文部科学省出身者が役員として在籍していることが、分かった。事実上の「天下り」で、国立大学法人に移行する際に指摘された「理事や監事のポストが文科省の新たな天下り先になる」との懸念が現実となっている。

 文科省が民主党文部科学部門会議の求めに応じ提出した資料で判明した。民主党は「税金のムダづかい一掃本部」で「天下り」を追及する方針で、各部門会議を通じて一斉に各省庁に資料請求している。文科省の「天下り」についても今国会で政府の姿勢を問う構えだ。

 資料は二〇〇七年十月一日現在で、内訳は理事が六十人、監事が三人、学長二人。東大、京大、名大など旧七帝大も含まれ、静岡大、長崎大など五校はそれぞれ二人の役員が在籍している。

 前職が文科省の官僚だったのが十三人。山形大には、選挙の形はとったものの事務次官が学長に就任。東大、京大、筑波大には局長級の大臣官房審議官が直接、理事に就いた。

 文科省所管の独立行政法人や、他の国立大学法人から移る「渡り」も多く、福岡教育大から弘前大(青森)に、島根大から山梨大に移るなど、全国をまたに掛けた「渡り」もある。

 政府は〇四年四月、運営の自主性を高めるため国立大学を、国の直轄から独立した国立大学法人に移行したが、当時から自主性を担保するため「天下り」を認めないことが課題だった。
■■■■

『ZAITEN』11月号でも、この国立大学法人の文科省の天下りの弊害をレポートしています。
特に、その典型的なケースが「東北大学」です。このケースでは文科省幹部たちさえ頭を抱えるという深刻な事態に陥っています。

国立大学法人化の弊害はジワリジワリと各所に出ているようです。引き続き、この問題はレポートしていきます。



カテゴリー
財界展望新社 Copyright (C)2003-2014 ZAIKAITENBOSHINSHA,All Rights Reserved.