ネット証券の雄たち
DLJディレクトSFG証券 國重惇史社長

 昨年10月の株式委託売買手数料の自由化を受け、個人投資家たちで沸くインターネットトレード。ネットバブルといわれる米国にはまだ足下にも及ばないものの、東証マザーズ、ソフトバンクによるナスダック・ジャパン、三井物産の電子証券取引ネットワーク(ECN)などで、今後、日本におけるネット取引が、米国並に躍進することは大いに考えられる。ビジネスチャンスとばかりに、ネット取引は、老舗から新規専門証券会社までが乱立。そのなかでも昨年3月に設立したDLJディレクトSFG証券は、早々と売買代金定額手数料を発表したり、無料でパソコンを提供するバーテックスリンクの「ムリョーパ」に協賛するなど、ユニークな動きを見せている。そこで、同社の國重惇史代表取締役社長を直撃した。