「そごう」を倒産させ、問題案件の処理も山積み、「第二のそごう」が次々襲う
「みずほ」統合直前に実質破綻に陥った西村・興銀の「無残」

 「みずほ」の内部で興銀の立場は弱まる一方。そごう問題の責任をとろうにもとれない無残な姿。日本新都市開発、興和不動産の処理などの処理も暗雲の中で突入した。とっくに役割を終えていた興銀も長銀、日債銀の弟たちと同じ運命にたどり着いたようだ。三行統合がよもや「破局」を迎えることはないだろうが、統合後は興銀の立場は想像以上に弱まり、「みずほ」の崩壊の危機の波乱要素となる。