全金融機関役員必読レポート
大森元頭取の経営責任を追求して追放させられた元役員まで損害賠償請求された!

“反頭取派役員”まで提訴された新潟中央銀行「破綻処理」の不条理

 経営破綻後、経営責任者が問われつつある。だが、かの新潟中央銀行では、ワンマン頭取の垂れ流し融資を弾劾、放逐された役員にまで損害賠償請求訴訟がおこされた。破綻の原因は誰にあるのか。その本質的な問題に明快な答えをだせるような責任を追求することなく、「役員はみんな悪い。賠償金をとれるところから取ればいい」との安易な立場から訴訟を起こせば、正常化へ向けた良識派バンカーの努力も、身を捨てた内部告発もすべて意義を失う。破綻処理にあたる整理管財人はそこのところをもう少し不覚考えねばならないのではないか。銀行役員の皆さん、あなたも、明日はこうした経営責任が問われるかもしれなのですぞ。