去る10月、宇都宮、大阪第一、沖縄、11月には大分県中津、臼杵、佐賀関の各信金が経営破綻。金融界で“唯一残された優等生”信用金庫の“信用”にも赤信号が激しく点滅しだしたのだ。信用金庫はこの夏まで、健全であったかは預金の増減でも明白だった。地銀や第二地銀が預金を大幅に減らしたのに対して、信用金庫は反対に預金を増やしていたのだ。だが、相次ぐ破綻の波に、全国の信用金庫は正しく今、凍りついているのだ。