そごうの経営再建をめぐる問題は金融機関のみならず、政府・与野党さらには消費者を巻き込んで迷走した。その結果、そごうは金融機関の債権放棄による自主債権を断念サセラレ、民事再生法の適用という倒産の選択を余儀なくされた。その背景には政治の介入と銀行の思惑があった――。