東芝は現在でも世界有数のエレクトロニクスメーカーだ。
だが、東芝ブランドで優位性のある製品は少ない。重電や家電は堅実だが大きな成長は期待できない。コンピュータやソリューションはもともと苦手だ。IT時代を迎え、その弱点が明確に鳴ってきた。
東芝の苦悩は短期的な業績の悪化にあるのではない。激動の時代にどうやって成長路線に乗っていいのか分からないことにある。