製薬業界が「安定した右肩上がりの業界」と言われたのはもう昔の話。いまでは長期低落業種と断じられる。もはや外資の浸食を阻む手だてはない。大手でも、今後何らかの動きがあってもおかしくはない。
田辺製薬、大正製薬、塩野義製薬各社は外資によるM&Aの有力候補との声も聞かれる。さらに、業績が悪化しているツムラ、日本ケミファ、富山化学工業など今後が心配される会社も目立ちはじめている。