「3月危機」はどうやら乗り越えた。だが、もちろん危機が去ったわけではない。日本経済の力なさを最も端的にしめすのが矢継ぎ早に作られたベンチャー市場「東証マザーズ」と「ナスダック・ジャパン」であろう。
ここへきてマザーズは上場廃止基準を設けて銘柄の絞り込みに着手する。ナスダック・ジャパンは店頭市場との統合構想が浮上している。「消え去るベンチャー」となるのはどこか。