昨年までは競売はタブーといわれたゴルフ場だが舞台は暗転、今や差し押さえ、競売にかけられたゴルフ場が続々と出ている。長引く不況でゴルフ場の多くが崖っぷちに立たされている。最近では「民事再生法」を"頼みの綱"として裁判所に駆け込む経営者も多い。だが、法的整理で預託金問題などを解決できたとしても、ゴルフ場の資金収支が黒字に鳴らなければ、結局はそれは"延命策"にすぎない。本誌では不動産登記などを手掛かりに、ゴルフ場の動向をレボートしてきたが、今回は「差し押さえ」ゴルフ場を特集した。