1992年度から2001年度までの10年あまりの間に、総額44兆5978億円の公的資金が金融機関に注入された。国家予算の半分にあたるこの税金こそが、金融行政の矛盾を生み、モラルハザードを引き起こしている。
ジャーナリスト・小沼啓二