ゼネコン《尽きた命運》
 長引く不況が自殺者まで生んだゼネコン業界。「三月倒産説」をようやく切り抜けたばかりだが、厳しい環境下に置かれている現実は何ひとつ変わっていない。次なるヤマ場は参院選との声も聞こえてくる。銀行に見捨てられ、下請け業者には元請けの見切りをつけられるこの業界。一方で、外国企業も日本市場を虎視耽々と狙う。全産業の一割を占めるといわれる55万建設業者に果たして未来はあるのか。