外資に買収されるゼネコンはどこだ
 外国系のゼネコンが本土上陸してから10年近く時を経たが、その現状は厳しい不況と日本的文化『ダンゴウ』に阻まれ苦戦続きという。早々に本国に引き上げた外資もいる。だが、ヨーロッパ全体にも匹敵するという巨額な日本の公共工事発注額を、ただ指をくわえてみているわけはない。そこで密かに進めているのが買収による日本市場への食い込みという。日本市場を狙う外資、青色吐息のゼネコン、元請けを選別し始めた業者。利害が一致すれば直ぐにでもという土壌はすでにできているのだ。