三菱の「凋落」 低迷する日本経済のシンボルになった「三菱」
「三菱」が揺らいでいる。まさに落とし穴にはまったように、グループ各社が急激に業績を悪化させているのだ。「三菱は国家なり」と称し日本経済とともに歩んできた「三菱」の凋落は、円安に歯止めのかからない日本経済の姿と重なる。市場万能型、利益最優先型のアメリカ的企業経営が必ずしもいいとは思わないが、臨機応変に素早い決断を下す彼らのスタイルに「三菱」は学ぶところがあるのではないか。