倒産大都工業と酷似するさくら銀行「フジタ再建シナリオ」
「すべてが倒産予備軍」とまでいわれるゼネコン業界。その中でも厳しい状況におかれているのがフジタだ。メインバンクのさくら銀行はこの4月、川崎晴久副頭取を会長ポストに送り込んだ。ところがこの人事について、「再建のためならぬ“幕引き”のため」という話が業界内部でまことしやかに伝えられている。そこで、さくら銀行のフジタへの関わりをつぶさに検証してみると、やはりさくら銀行がメインで、昨年倒産した大都工業のケースと何やら似通っているのである。