新規事業、大リストラでも「視界不良」
 インドネシアで暴動が発生したとき「誰よりも青くなったのは日本の大手銀行の首脳だった」と書いたのは、ある週刊誌の特集記事である。事実がその通りだから仕方ないが、商社の動揺が後回しになったのはなぜか。商社はもはや国際商戦の「仕手」ではなくなったのか。