'98「大株主が大変動」
 3月期決算の上場企業を対象に、97年9月から98年3月まで半年間の大株主移動を本誌で調査した。同様の調査は、本誌では2年ぶりである。今回の結果では、外資系のさらなる買い増し、銀行の持ち合い解消などばかりではなく、さまざまな特徴が現れた。その中のいくつかに的を絞ってレポートした。
 具体的には、@“噂のゼネコン”大株主から銀行が逃げていたA興銀が売っていた業務提携先・野村証券の株B丸運株「大移動」の裏にコーディネーターの影!? Cリーマン・ブラザーズ証券が住友シチックス株に近づく理由、など。
 また、大株主について特に変動の大きかった企業200社あまりについては一覧表を掲載している。大きく見た株主移動だけではなく、個々の企業の株主移動については一覧表を参照していただきたい。