「危ない企業」の有価証券報告書は今や“陰のベストセラー”
 この不況感溢れる御時世、有価証券報告書(有報)が様々な方面から利用されている。一般の人々にとっては馴染みのない有報だが、この有報には、企業の全ての情報が網羅されている。では、いったいこの有報は主に誰に読まれているのか、どの企業の有報が読まれているのか、発行部数はどれだけあるのか、という疑問点を解くべくリポートする。有報の売れ筋は確実に市場の現在を如実に物語っていることに驚かれることであろう。