百貨店の「断末魔」
売れない百貨店は最後に“店舗”を売る
大手百貨店が触れられたくない「アキレス腱」
 バブル崩壊後、一向に回復しない売り上げ。財テクの失敗。そしてそれに追い討ちをかけるように訪れた消費不況。今、百貨店業界全体が危急存亡の危機に瀕している。不振の原因は一体どこにあるのか。ほとんどの百貨店が採用している委託販売という独特の業態。人材不足。時代の変化。「のれん」にしがみつき向かうべき方向を見出せぬままの百貨店に待ち受ける結末は…。東急百貨店の日本橋店売却は、あくまで始まりに過ぎない。