「興銀死守」で長銀に投入された「闇の公的資金」
 長銀破綻問題は、国営化で小休止した。そもそも昨秋来、山一証券など金融機関の破綻は、インターバンク市場での資金繰り難から始まった。では、なぜ長銀は経営不安説を流されつづけながらインターバンク市場でデフォルトを回避できたのだろうか。そのカラクリを暴いていくと国策銀行「興銀」を中心とした金融システム死守の構図が浮かび上がってくる・・・。