生保契約者への「最後の警告」
「銀行・証券」との提携戦略が崩れる
 生保の最大の問題は「逆ザヤ」だ。だが、この「逆ざや」を解消する有効な手段は、現在のところどこにもない。そこで出てくるのが公的資金。「大蔵省は、生保を一つ二つつぶしたほうが、生保救済に公的資金を投入する世論形成ができていいと考えているんじゃないか」と大手新聞記者は見る。こうした「なし崩し救済」が水面下で進んでいるのだ。