「日貿信株」売買を捜査する当局の狙い
 マル暴担当の刑事が日貿信株の取引についていたく興味をもっているという。昨年末、兜町を中心に捜査員たちは連日聞き込みを続けていた。日貿信といえば再建途上のさなかで、業績も芳しくない。兜町では「ボロ株」とまで揶揄されている。その株の取引に注目しているとすると、かつて失踪事件にまで発展した仕手戦が思い浮かぶのだが。