会員6万人に激震
「200万円の融資」を会員に要請した「スポーツ振興」の資金難
 相変わらずの低迷相場が続いている。加えて預託金の返還請求期限の到来。ゴルフ場にとっては生き残りをかけた時代の中で、もがきにもがいている状況である。関西圏を中心としてゴルフ場専業大手、スポーツ振興とて苦しくないはずはない。同社はかつて破綻してゴルフ場を買収し、拡大路線を歩んできた。そのツケがいま同社を襲おうとしている。メインコースであるスポーツ振興CC。ここの会員の元にクラブハウス改築のために200万円融資を依頼する文書が舞い込んだのは昨年暮れもかなり押し詰まった時期だった。会員たちの動揺は至極当然だった。「その資金も出せないのか…」