ベンチャーキャピタル勧角インベストメントの非情なる「債権回収」
 ベンチャーキャピタルは将来性の富んだ起業家、企業を資金的にバックアップするのが大いなる使命である。鳥取県のあるベンチャー企業は同社の援助を糧に成長していくはずだった。ところが、製品の不備から発生したトラブルから返済が滞り、ついには倒産に至ってしまう。確かにベンチャーキャピタルとて金融機関である。債権回収に血道を上げることは当然である。だが、いきなり派遣していた役員を引き上げるなど、このケースはあまりにもひどい“剥ぎ取り”ではなかったのかと関係者は憤るのだが。