銀行よりひどい政府系金融機関の「貸し渋り」
 昨年10月からスタートした政府自民党による、総額40兆円を超す「中小企業貸し渋り対策」が5ヵ月を経過した。中小企業経営者の中には「絵にかいた餅で、ほとんど効果はない。その政府系の条件は厳しい。今の景気を見れば、分かるだろう」と嘆く声もあるが、果たしてその効果は出ているのか、その数字を検証してみると、政府系金融機関の融資状況には、民間金融機関にも似た「厳しい」一面が浮き彫りになってきた。