トヨタ・日産・ホンダ首脳人事「激変する権力構造」
 トヨタの奥田碩社長が、任期を待たずに突如、張富士夫氏に政権の座を譲り渡したのはなぜか。日産はルノーの軍門に下り、ルノーから"豪腕再建屋"といわれるカルロス・ゴーン副社長が乗り込んできた。また今は好調のホンダも、創業者・本田宗一郎氏の本田イズムの喪失が言われ、先行きには不透明感も漂う。三者三様それぞれが苦悩を抱え、トップ人事の権力構造にも激変の予兆が見えはじめた。