東邦生命破綻で危ぶまれる第百生命の「経営内容」
 6月4日、金融監督庁が東邦生命に対して突如、業務停止命令を出した。今回の東邦生命の破綻で最も気になるのは、同じ方法で外資との提携に活路を見いだそうとした第百生命である。ムーディーズによる保険金支払い能力を示す格付けは、6月9日に「B3」から、東邦生命が破綻した時点と同じ格付け「Caa1」に下がっている。さらに問題なのは、同社のディスクローズがあまりに不十分なことだ。