ZAITEN2026年10月号
JAL「内部崩壊」鳥取三津子社長に組織トップの資格ありや
【特集】客室乗務員の「質とモラルの低下」はなぜ止まらない
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機内食「誤配」に加えて高級酒「横流し」まで...
飛行機を利用する様々な乗客の中には、鶏卵や牛乳、甲殻類など特定の食品にアレルギーのある人もいれば、宗教上の戒律、あるいは菜食主義などの信条を理由に特定の食材を受け付けない人もいる。そうした乗客に対してJALでは、他の航空会社と同樣に事前にリクエストを受け付け、それぞれの乗客が問題なく食べられる「スペシャルミール」(SPML)を機内食として提供している。
だが、そのSPMLに関して、近年のJALで誤って一般食などを提供してしまう「誤配」が急増していることがわかった。同社の現役客室乗務員A氏が、社内資料をもとに証言する。
「3年前、2023年度に発生したSPML誤提供の件数は、会社が発表しているだけで39件ありました。それが昨25年度は92件と大幅に増えているのです。現場レベルで握りつぶしてしまうケースも多々あることを考えると、実際はおそらく100件を超えていると思います。
また、SPMLの中でも、食品アレルギーのあるお客様に提供する食事は、搭乗時に客席やテーブルに赤色のタグを貼り付けて識別するほか、提供時には客室乗務員が3人で確認しなければいけない『重点項目』となっています。アレルギー関連の誤配は23年度には会社発表でゼロ件だったのですが、25年度は14件も発生してしまいました」
食物アレルギーは乗客の生命に関わるほか、宗教食なども場合によっては賠償問題に発展しかねない重大事だ。
「何年も前になりますが、同僚が、アレルギーのあるお客様に一般食を提供してしまい、アナフィラキシーショックで全身にかゆみが出て、お客様が自分で持ち込んでいたエピペン(アドレナリン自己注射薬)を注射し、辛うじて事なきを得たことがありました。最悪の場合、最寄りの空港にダイバート(目的地外着陸)しなければいけないこともあります。かつてJALの韓国線でもアレルギーをもつお客様が一般食を食べた結果アナフィラキシーショックを起こし、福岡空港にダイバートしました。その時はお客様から特別食の事前リクエストがなかったようで、責任問題にはならなかったそうですが......」(A氏)
......続きはZAITEN10月号で。








