坂井辰史

2022/01/31

【みずほ特集】「旧興銀支配10年」の成れの果て

11月末、みずほフィナンシャルグループにようやく金融庁の行政処分が下った。システム障害を多発させたみずほ銀行を断罪する内容だったものの、遅きに失したという他ない。本誌は再三にわたって、みずほのガバナンス問題を取り上げてきたが、その核心は日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行の旧3行の内部対立である。そして、不祥事を奇貨としてグループ支配を確立した旧興銀勢の横暴がみずほの崩壊を招き、お飾りの社外取締役たちがそんな歪な支配に正当性を与えてきた。トップたちの退場で果たして、朽ちたメガバンクは再生するのか――。悲観的にならざるを得ない。

ZAITEN2022年02月号、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、坂井辰史

2021/11/29

【澤井健のZAITEN戯画39】みずほ銀行システム障害

『ミッション:8ミニッツ』(2011年 ダンカン・ジョーンズ監督)

ZAITEN2021年11月号、みずほ銀行、佐藤康博、坂井辰史

2021/10/29

【特集】みずほ処断

システム障害を多発させ、メガバンクはおろか、金融機関の体すら為さないみずほフィナンシャルグループ。金融庁はついに前代未聞の行政処分「システムの管理命令」を発動させる――。会長の佐藤康博、社長の坂井辰史ら首脳部の退陣は必至の情勢だが、記者会見を見ても分かる通り、もはや当事者意識も窺えない有り様だ。デカい図体に胡坐をかいて「潰れない」「潰されない」という慢心だけで愚にも付かない経営を続けてきたのだから、当然という他ない。果たして、この問題銀行はどんな断末魔を迎えるのか……徹底取材した。

2021年11月号、みずほフィナンシャルフループ、みずほ銀行、佐藤康博、坂井辰史

2021/10/28

【みずほ特集】坂井クビで「金融庁管理銀行」に一路

もはや経営陣が当事者能力を失ったみずほFG。「似非メガバンク」としか言い様のない状況だが、監督責任に波及しかねない金融庁は会長ポストに外部人材を送り込み、管理銀行にする構想を進めている――。

ZAITEN2021年11月号、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、佐藤康博、坂井辰史

2021/10/24

【みずほ特集】社会的インフラの使命を"放棄"するメガバンク

今年からみずほ銀行が始めようとしていた中堅・中小企業“切り捨て”の施策。奇しくも、システム障害で頓挫した格好だが、もはや図体ばかりのメガバンクは金融インフラとしての職務も放擲しようとしている。

ZAITEN2021年11月号、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、受付予約制、坂井辰史

2021/07/01

みずほ坂井"焼け太り"に「金融庁激怒」

みずほ銀行の3度目のシステム障害について、いまだ処分を出さず“生殺し”にする金融当局。片やFG社長の坂井辰史は、会長の佐藤康博が残した副頭取の石井哲を更迭。内紛が激化している。

みずほフィナンシャルグループ、佐藤康博、坂井辰史、石井哲、藤原弘治

2021/06/30

みずほ「自宅待機行員」給与改竄の末に"解雇通知"【5/29無料公開】

興銀出身常務への〝お願いメール〟で一転、「特命」担当人事による執拗な退職強要の末、自宅待機を強いられる みずほ銀行員。5月号記事以降、みずほは問題を糊塗すべく金融機関として〝禁断の改竄〟に手を染めていた。

ZAITEN2021年07月号、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、パワハラ、佐藤康博、坂井辰史、石井哲、藤原弘治、須見則夫

2021/05/10

みずほ「ゆるキャラCM」はいい加減にしろ!

3度目の大規模システム障害を引き起こしたみずほ銀。いまだにATMにキャッシュカードや通帳を入れる時、吸い込まれて出てこなくなるのではと不安に思う人も多いのでは。

ZAITEN2021年06月号、みずほ、みずほ銀行、佐藤康博、坂井辰史

2021/05/10

みずほシステム障害で坂井が「日立」に猫パンチ

みずほフィナンシャルグループ(FG)は4月5日、みずほ銀行で相次いだシステム障害について、金融庁に提出した報告書を説明する記者会見を開いた。その席上、社長の坂井辰史は――。

ZAITEN2021年06月号、みずほ、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、中西宏明、佐藤康博、坂井辰史、川村隆

2021/04/01

【特集】みずほ「泥船沈没」の壮絶現場

かつて、みずほ銀行広報は本誌に「旧行内紛などでっち上げだ!」と豪語した――。それから10年弱。確かに、旧行内紛は次の次元「旧日本興業銀行主流派vs.非主流派」という旧興銀勢同士が相食む構図になったようだ。しかし変わらないのは、ほぼ10年周期に「システム障害」を引き起こす預金者・取引先不在の経営である。そして、今、その病身を新たな病理が蝕んでいる。「行員を人と思わない」粛清の経営だ。自然減、働き方改革などと甘言を弄して首脳部が「1万9000人リストラ」をテーゼに掲げる真意は、“不要な者”たちは船を降りて海に飛び込め、ということに他ならない。結果、みずほの現場は各行員が自らの生存に汲々とする「万人の万人に対する闘争」といった様相を呈しているようだ。だが、そのみずほそのものが〝泥船〟であることはもはや明白――。泥船沈没の壮絶現場を報告する。

ZAITEN2021年05月号、みずほ、みずほ銀行、システム障害、メガバンク、佐藤康博、坂井辰史、石井哲、藤原弘治、須見則夫

ZAITEN 2024年4月号

ZAITEN 2024年4月号
2024年3月1日発売 ¥1,100(税込)

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