ZAITEN
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HOMEバックナンバー一覧 > 2007年09月号目次

『ZAITEN』
2007年9月号 定価:630円
※全国書店でお求めください。



刺激的な経済情報満載!
今月号もホットな話題を
続々お届けします。

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特集:
争奪「教育マネー」
 かつて――教育は聖域と呼ばれる分野であった。それは次世代が生きる道標を形作ることを目的とし、事実、現在でも建前上は国の大方針を映す鏡でもある。だからこそ先の国会で安倍晋三首相は、文教科学委員会での強行採決という非常手段をもってまでして、教育関連三法案を成立させた。このように教育とは、政治の場で語られることこそあれ、収益をあげることを、少なくとも主目的にはしてこなかったのだ。
 だが実際には、そうした建前上の教育あるいは教育者だけで、この分野は成り立っていない。聖職者といえども霞を食って生きていけるわけもなく、少子化の時代ともあいまって、他分野の企業が教育には次々と進出し、ビジネスのセンスを持ち込んでいる。
 それは、数多い成功例を生みだした一方で、英会話最大手NOVAが、解約時に割高の精算金を生徒に課していた問題で、経済産業省から一部業務停止処分を受けたり、全国に教室を展開していた学習塾アンビシャスが、前触れなしに経営破たんし、払い込んだ授業料が返ってこないという深刻な事態を生んでもいる。
 その根元にあるものとはいったい何だろう。本誌はその分析を、今月号の特集として取り上げる。はたして教育とビジネスの接点はどこにあるのか? 10兆円ともいわれる市場は、今どこに行こうとしているのだろうか?

特集:争奪「教育マネー」
進研ゼミ好調のベネッセが抱える
「対人サービス事業」という死角
ジャーナリスト 寛原河大
「進研ゼミ」を中核事業と位置づけるベネッセ・コーポレーションは、日本最大の総合教育関連企業だ。少子化の時代を迎え、そのマーケティング範囲は、子供から、お年寄りにまで広がっているが、そこに今、死角ができつつある。

特集:争奪「教育マネー」
東大合格漫画『ドラゴン桜』は
公文式学習法がベースだった!
ジャーナリスト 西田 健
日本の戦後教育産業の光と影−−公文式50年の歴史はまさにそれを象徴している。草の根の学習塾として始まり、今や全国はもとより海外にまで進出し、売上高も巨額だ。そこに至るまでの道は、けっしてなだらかではなかった。

特集:争奪「教育マネー」
過熱感を増す昨今の学習塾選び
大手と小規模 どちらが有利?
ジャーナリスト 渋井哲也
小学生時の学習塾の選び方次第で、将来進学できる大学は決まってしまう−−そうささやかれる昨今である。それは、大学全入時代を迎えてもなお、塾がビジネスとして堅調な最大の理由だ。価値観が多様化する現代の塾事情をさぐった。

特集:争奪「教育マネー」
慶応“セレブ”vs早稲田“拡大”
大学全入時代に賭ける経営戦略
ジャーナリスト 西本頑司
経営が苦しい私大が少なくない昨今にあって、早稲田・慶応両校の経営は好調だ。元々、世間のイメージをはじめとして、あらゆる面でライバルといわれてきた両校は、経営の上でも、両極端といってよい戦略を期せずして展開している。

特集:争奪「教育マネー」
LEC大は苦境・デジ大は高評価
“株式会社立”大学界の暗中模索
ジャーナリスト 長岡義幸
教育の構造改革といわれ、公教育とビジネスの接点とされる「株式会社が設立する大学」が誕生して3年足らず。今やソフトバンクまでがこの分野に進出する一方、文部科学省から改善勧告を受けた例もある。はたしてその将来性は?

特集:争奪「教育マネー」
幼児教室100万円、学習院幼稚園177万円
1歳から始まる「お受験」マーケット
ジャーナリスト 安楽由紀子
小学校受験ブームになっている。さらに最近、密かな注目を集めているのが「幼稚園受験」。幼児教育ビジネス真っ盛りの原動力は「すべてはわが子のために・・・」という“親心”にほかならない。

特集:争奪「教育マネー」
まだまだあるゾ!
「教育マネー」あれこれコラム
日本の全人口の1割が手にする 道徳副読本『心のノート』って何だ?/分捕り合戦の面ではまだまだ発展途上? 学校向け図書整予算は4割しか使われず/授業料は6年間で2000万円超! ビジネスエリート養成校「海陽学園」/キムタク伝説でにわかに脚光を浴びる 「英語イマージョン学校」は受験にも有利/東京都心部で急速に顕在化している 「子供の通う学校がない」という大問題

レポート:企業解剖
資産切り売り続く「富士通の
“崖っぷち経営”
日本の産業振興の国策に沿って、官公庁や金融機関、大手製造業の基幹システムを担ってきた富士通。その同社は今やトラブルメーカーに成り下がった観がある。利益の面でももはやコンピュータメーカーとしての体裁をなしていない。深い病巣に蝕まれたかのような同社に復活はあるのか。

レポート:「創業家崇拝」の226年
武田薬品工業「栄光ある孤立経営」の限界(前編)
鬼っ子・國男会長の“新薬なき10年”
ジャーナリスト 田中幾太郎
武田薬品工業の「祖」である初代長兵衛が薬問屋街「大阪・道修町」に店を開いて今年で226年。社長時代に新薬を送り出せなかった武田家直系の國男会長がいまもなお実権を握っている。創業家を守るためM&Aもままならない現状が、同社の未来に暗い影を落とす。

レポート:拡大する格差社会
「脱南者が年間8万人」本当はヤバイ! 韓国経済
中小企業診断士 三橋 貴明
「韓流ブーム」が続く日本。だが、現在の韓国の姿を知る人は少ない。そんな中、再度の通貨危機再来を危惧する書籍が話題となっている。先頃上梓された『本当はヤバイ! 韓国経済』だ。韓国経済の変調は韓国国民の生活に様々な歪みをもたらしている。

レポート:シリーズ 同族・世襲経営の「明暗」
談合事件でも「創業家温存」大林組“同族経営の呪縛”
ジャーナリスト 館澤 貢次
談合を繰り返して世間の糾弾を浴び、経営トップの会長、社長が引責辞任となった大林組。だがこんな事態にも創業家の会長だけは特別扱いで、また世間の非難が。

レポート:袋とじ
07年盛夏 
「推奨銘柄」申し上げます。
証券アナリスト 吉見俊彦
カリスマトレーダー 馬渕一

レポート:金融庁の「金正日」か、「学者長官」か・・・
地銀・生損保業界を恐々とさせる
金融庁・佐藤新長官の“人格屈折率”
ジャーナリスト 原口勝彦
7月、五味廣文氏の後を受けて金融庁長官に就任した佐藤隆文氏。“杓子定規”な人柄とも言われ、地銀・生損保界は再編・淘汰に鉈を振るうのではないかと怯える。はたして、その人物像は・・・。

レポート:“塩爺”起用だけでは不十分
シティバンク銀行の
日本「再上陸作戦」は失敗する
ジャーナリスト 垂水宏
世界一の金融集団シティが日本市場に本格的な猛攻撃を展開中。すでに2カ月で1兆2200億円を投下ずみ。だが、日本の金融風土に溶け込めるのか。

レポート:最初のターゲットは北関東
「足利銀行処理」で仕掛ける金融庁「地銀再編のウルトラC」
ジャーナリスト 青木 龍彦
足利銀行処理も大詰めだという。そして金融庁は「地銀再編」にも着手する。まずホコ先は北関東だという。その場合、足銀を使っての問題銀行の一括処理も浮上している。

レポート:意味不明なグループ再編・・・
“貸金業”SFCG・大島社長の
道険しき“投資家”への転身
ジャーナリスト 伊藤 歩
先日発表したSFCGの“親子関係逆転”で、市場から「猶予期間入りが見込まれる銘柄」に指定されたT・ZONEホールディングス。そのため、株価は急落。それもこれも、両社の総帥・大島健伸氏が貸金業に見切りをつけ、投資家へと転身を図ると見る向きもあるが・・・。

レポート:衝突する「新・資源ナショナリズム」
塗り変わる「石油企業」世界地図
“エネルギー地政学”で取り残される日本
ジャーナリスト 山内弘史
石油企業の国際ランキングに変動が表れている。国際石油資本の存在感が薄れる一方、中国、ロシアなどの国策企業体が大きく躍進しているのだ。方や、日本は国際的な資源ナショナリズムの流れに完全に取り残されようとしている??。

レポート:投資ファンドは全敗したが
「外資系投資ファンド」
買い占め企業の経営者失格図式
ジャーナリスト 伊藤博敏
数多くの日本企業を買い占めの脅威に陥れた投資ファンドのスティール・パートナーズ。ついに姿を表した代表とその手法に裁判所が与えたのは「乱用的買収者」の烙印だったが、そもそもスネに傷を持つ企業だったからこそ、ファンドによる買収の対象となるのだ。

レポート:「顔の見えない投資家」の正体
「乱用的買収者」と断定されたスティール・パートナーズ全解剖
ジャーナリスト 平井修一
「乱用的買収者」??。ブルドックに敵対的買収を仕掛けた米系投資ファンド、スティール・パートナーズに対して、東京高裁はこう言い切った。追い詰められたリヒテンシュタイン代表。次の一手はあるのか。

レポート:
日枝会長「フジサンケイグループ」大再編着手の“軋み”
ジャーナリスト 黒川誠一
今年6月の役員改選で4期目に入ったフジテレビの日枝会長。その裏では、日枝体制をさらに強固なものにして、フジサンケイグループ制覇へ王手をかけたともっぱらの噂だ。強引とも言える手法は、かつての故・鹿内信隆オーナーとまるで同じとの声も聞こえる。

レポート:それなら全国中継を止めたら…
「駅伝1区に外国人はダメ」
“差別思想”を高校生に押し付ける高体連
ジャーナリスト 三上柊
アメリカの高校野球には全国大会はなく、もちろんテレビ中継などあるはずもない。「高校生をスター扱いすると教育的に支障がある」というのがその理由で、日本の考え方と大きく乖離している。その日本的な考えがついにはこんな結果を招いてしまった。

レポート:“前科”のあるコースにはご用心
またぞろ始まったゴルフ場の高額会員募集の「罠」
フリーライター 天野 隆介
ドン底状態を脱して、ハニカミ王子の活躍など明るい話題が戻ってきたゴルフ場業界。新たに会員権を販売するゴルフ場も増え、相場は活性化しているというが、これに乗じた危ない会員権ビジネスも横行している。

レポート:安心できない「ねんきんあんしんダイヤル」
社会保険庁で次に炸裂するのは“個人情報漏洩”だ
ノンフィクションライター 相楽総一
この一月ほどは参院選により、社保庁への野党の追求は一休みだったが、選挙も終わり、新たな年金騒動がまた始まる。

レポート:夢の構想の裏で
「ロシア新幹線計画」で蠢く「謎の日本人」
ジャーナリスト 小桜 次郎
シベリア鉄道で東京とモスクワまで結ばれる可能性まである、ロシアの鉄道整備計画。その構想を前にして、ロシアの政財界人がらいにちする場に名刺一つで“ロビー活動”を行う謎の日本人の存
在が取り沙汰されている。

ZAITENすくらんぶる:
ついにセントレア案件に着手
「一大疑獄事件」に発展の様相

ZAITENすくらんぶる:
回転警示灯トップメーカーで
起きた社長解任騒動の真相

ZAITENすくらんぶる:
安倍首相から麻生外相に
移る小池防衛相の「軸足」

ZAITENすくらんぶる:
剛腕・菅総務相の゛虎の尾゛
踏んだ旧郵政官僚とNHK

ZAITENすくらんぶる:
本誌既報の告発どおり
石油備蓄の癒着疑惑が現実化

ZAITENすくらんぶる:
フェロシルト事件で退任した
石原産業社長に住民は怒り心頭

ZAITENすくらんぶる:
「モバイルキャスト」社が
年末に突然移転した理由

ZAITENすくらんぶる:
複数のIT関連企業を内偵
9月にも一斉に強制捜査へ

ZAITENすくらんぶる:
日野自動車の北米新工場で
浮上するいすゞ自との合併説

ZAITENすくらんぶる:
「iPhone」上陸を恐れる
日本の携帯メーカー

ZAITENすくらんぶる:
世界中の自動車メーカーが
注目する新生クライスラー

ZAITENすくらんぶる:
新築工事現場からアスベスト
竹中工務店が1年近く報告せず

ZAITENすくらんぶる:
「不払い問題」でも反省なし
情報公開を拒む生命保険業界

ZAITENすくらんぶる:
保証協会加盟と同時に
政治団体「強制加入」の悪評

ZAITENすくらんぶる:
OHT株取引で株価暴落後に
消息を絶った弁護士の「素顔」

連載:
高杉良の「現代の眼」
拝金主義の三百代言に憂うも“百年河清を俟つ”しかない

連載:
玉木正行の「スポーツと金」
五輪やW杯のビッグビジネスも最初は「電動車椅子サッカー」と同じ

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ザ・トップ対談
三菱商事・小島順彦VS三井物産・槍田松螢社長

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佐藤優の「獄外日記」

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クレーマーズレポート
ヨドバシカメラで買った洗濯機を設置しない配送員

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六角弘の「奇怪・痛快・怪文書」

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情報のキーパーソン
裁判データ収集家 行田寛氏

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私の主治医 東京製鋼相談役 上西準

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広告「ウラ読み・斜め読み」

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永田町ひそひそ話

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マスコミ人御用達の「極楽坂場」&女性広報に聞いた「お勧めランチ」

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“ゴルフ会社社長”の「私のゴルフ」
フォーティーン 竹林隆光社長

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兜町裏話
商品先物業界へ当局の行政処分
老兵は消え去るのみ/またもやマネーゲームに使われた昭和ゴムの“資金調達”

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