ZAITEN 2018年12月号

ZAITEN 2018年12月号
発売日:2018年11月1日

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特集

「1万9000人リストラ」シミュレーション みずほ社員に伝授する
「首切り」防衛術
「官民共謀」の舞台裏

新勘定系システムへの移行を続けるみずほ銀行。表面的には粛々と進んでいるかに見える移行作業だが、内部では、極度の緊張が行員のモラルハザードを惹起、爆発寸前の状況との声が漏れる。片や、約1年前に発表された「1万9000人」の人員削減が影を落とす。みずほフィナンシャルグループの全従業員の4分の1を削減する大規模リストラ構想――。その全貌はいまだ闇に包まれたままだが、グループ社員たちの間には、自らの未来を破壊しかねない漠然とした不安が広がっている。旧三行の内紛を外面的には鎮圧し、みずほの権力を掌握した佐藤康博会長以下、旧日本興業銀行勢はその余勢を駆って、リストラで永続的な一強支配を確立することを目論む。しかし、"首切り人"たちの邪な野望とは裏腹に、窮鼠猫を噛む式の造反が立ち現れるのは時間の問題。そんなみずほFG社員たちに、大義なきリストラへの「反逆」の策を贈る――。

特集2

百十四銀行・渡辺会長
「女性行員セクハラ事件」

前代未聞の不祥事である。創業140年を迎えた香川県最大の地銀、百十四銀行。渡辺智樹会長自らが入行間もない女性行員のセクハラに関与していたことが発覚した――。本店営業部長(当時、現今治支店長)とともに女性行員に取引先接待を強要した末の事件だが、小誌取材に対し、同行は「ノーコメント」、言を左右に回答を拒否した。しかし、記事掲載の12月号が印刷・製本されて"配本"された10月29日になって、渡辺会長はいきなりの「引責辞任」表明。隠蔽の末の醜悪な辞任劇は同行のガバナンス不全を如実に物語るが、辞任で免罪されるはずもない――。

小誌ハラスメント問題取材班

組織・個人の内幕に迫るZAITEN REPORT

"血塗られたサウジ"にソフトバンクの危機 ソフトバンク孫正義「金主探しで色目」のカネ詰まり サウジアラビア皇太子の記者殺害関与疑惑で一転、10兆円ファンドの存続が危ぶまれるソフトバンク。携帯事業会社の親子上場も「官製値下げ」圧力で暗雲漂う。そんな中、佐藤康博会長率いるみずほフィナンシャルグループに続き、トヨタの篭絡を目論むが......。 ジャーナリスト 真野響介

【袋とじ企画】新あの人の自宅 ソフトバンクグループ孫正義会長兼社長 & ソフトバンク宮内謙社長兼CEO フォーブスが発表した2017年度版「日本長者番付」で、資産総額204億ドル(2兆2640億円)と、ユニクロの柳井正会長兼社長を抜き、3年ぶりにトップを奪還した孫正義。そして、ソフトバンクグループの屋台骨を支える番頭の宮内謙。彼らは果たして、どんな家にお住まいなのか――。孫の意外な「自宅」も判明した。

亀山工場ストライキに脅迫電話90分 シャープ「派遣切り」で飛び出した"反社組織" 2016年に台湾企業、鴻海精密工業の傘下に入り昨年、東証一部に復帰したシャープ。その原動力となったのは"脱法的"な条件で働かされる労働力と"いかつい男たち"だった――。上場企業にあるまじき労働現場の実態。 ルポライター 古川琢也

商工中金以上の"不正の巣窟" "アベ友"田中一穂「日本政策金融公庫」の焼太り 第1次安倍政権で首相秘書官を務めた田中一穂・元財務次官が日本政策金融公庫総裁に天下りして1年弱。首相との"パイプ"を頼みに「経営難貸付」を悪用、野放図な組織拡大に邁進する。そんな中、反社会的勢力の融資まで飛び出す始末......。 ジャーナリスト 北野昌夫

スルガ銀行・岡野光喜前会長「逃亡先からマスコミに抗議文」 9月に米山明広社長と揃って引責辞任したスルガ銀行の"カリスマトップ"岡野光喜前会長。岡野家による銀行私物化問題が飛び出してもなお、雲隠れを続ける。その一方で母校・慶應義塾の顕職にしがみつくばかりか、マスコミに抗議文まで送る厚顔ぶり。 ジャーナリスト 北条新九郎

後任の遠藤俊英長官は四苦八苦 金融庁"オレ様局長"が「森信親前長官の後始末」 3年の長きにわたり、日本の金融行政を弄んだ前金融庁長官、森信親。称揚したスルガ銀行が存続危機に陥る中、古巣の金融庁では置き土産の「組織改編」で不協和音が響く。その台風の目となっているのが、異形の金融官僚、佐々木清隆・総合政策局長だ――。 ジャーナリスト 寺崎一郎

世耕弘成大臣"出しゃばり会見"の背後事情 北海道電力「ブラックアウト」にほくそ笑む経産省 9月の胆振東部地震で前代未聞の「ブラックアウト」を引き起こした北海道電力。同電力の混乱をよそに、事態を掌握したのは経済産業省。その陰には嶋田隆次官以下、全島停電を奇貨とした「電力再編」の野望が蠢く......。 ジャーナリスト 冬海隆志

京阪HD「関西バブル」に走る加藤社長の"ワンマン運転" 京都-大阪の二大拠点を結ぶ京阪電鉄を抱える京阪ホールディングス。首都圏では無名の同社だが、社内権力を一手に掌握する加藤好文社長の下、関西インバウンドバブルに鼻息を荒くしている。 ジャーナリスト 幅 耕平

富士電機・北沢社長「社用車ナンバー変更」の続投宣言 小粒ながら、市場から評価を得る富士電機。堅調な業績の立役者こそ現在の北沢通宏社長だが、創業100年の2024年を前にして、新たな野望が頭をもたげているという――。 ジャーナリスト 大友宗理

発明対価の支払い求め相次いで提訴 ソニー「エスパー研究所」元社員たちの復讐訴訟 かつて、超能力などを研究する「ESPER研究室」なる部署が存在したソニー。しかし、研究者たちの「自由な研究」は時の流れの中で消滅してしまった......。そんな中、鬼才研究者たちが古巣を訴えていた――。 ジャーナリスト 横関寿寛

塩野義製薬・手代木社長の「魔力」が失せる日 国内製薬中堅の塩野義製薬を好業績企業に転換し、そのマジックぶりを称賛されてきた手代木功社長。2018年5月には、製薬業界全体を束ねる「日本製薬団体連合会」の会長に就任、厚生労働省に対峙するが、そのメッキは剥げ落ちそうだ......。 ジャーナリスト 富井椰子香

企業研究連載

《連載》池本孝慈の"超"広告批評(14) "明石家さんま"を毀損する「創味薬品」のテレビCM

《連載》「職場ウオッチング」(13) レオパレス21 社内恋愛が活発で社食も美味い「不祥事企業」 アパートオーナーに保証家賃の減額を迫り、2018年4月には界壁施工の不備が発覚、不祥事に塗れるレオパレス21。しかし、その職場は意外な雰囲気だった......。 働き方改革総合研究所 新田龍

深層を抉るレポート「scopeZ」

"伏魔殿"日本大学のカネに捜査のメスが―― 日大・田中理事長に迫る
「関係先税務調査」
アメフトの危険タックル騒動以来、次々と白日の下に晒される日本大学内の不祥事。その総仕上げとして当局が狙うのは「本丸」田中英寿理事長を巡る"カネ"の流れに他ならない――。 ジャーナリスト 時任兼作

落合伸治氏「チームラボ」でひっそり復活 木村銀行こと旧日本振興銀行で一躍有名になった落合伸治氏。11年前に失踪し行方知れずになっていたが、ここにきて、猪子寿之氏率いる「チームラボ」の海外法人代表として復活していた......。 ジャーナリスト 高橋篤史

"漁夫の利"を掻っ攫った小沢一郎 沖縄知事選「菅義偉vs.二階俊博」利権争いの共倒れ 与党候補、佐喜眞淳氏が大敗、玉城デニー氏の当選で混迷を増した安倍政権の沖縄問題。しかも、そこに政権実力者たちの暗闘が絡む。沖縄財界本流を押さえる菅義偉官房長官に挑むのは、自民党の二階俊博幹事長。知事選でも内ゲバの醜悪の末に――。 ジャーナリスト 宇留間 悠

許認可規制にあぐらをかいた高給取り集団 全国民放テレビ局「過剰手当」支給の実態 前号の2018年11月号において民放テレビ局の時代錯誤とも言える高額給料の実態を明らかにした小誌。しかし彼らの「厚遇ぶり」は、給与の額面のみならず手厚すぎる諸手当にも表れている――。 ジャーナリスト 港二郎&小誌取材班

産経新聞・飯塚社長「社員大会」で語った惨状 飯塚浩彦社長が10月に開催した「社員大会」。しかし、そこで語られたのは窮状ばかりで、肝心のリストラについては具体的に触れず仕舞い。産経記者たちはどこへ行く......。 ジャーナリスト 山鹿武廣

KADOKAWA本社移転に「麻生太郎の影」 埼玉・所沢への本社移転を進めるKADOKAWA(旧・角川書店)。しかし、同地には麻生太郎財務相はじめ、自民党有力政治家の思惑が錯綜する。しかも、カドカワの川上量生社長との因縁も......。 ジャーナリスト 中山雄二

深層連載第14回 捜査当局こぼれ話 【東京地検発】旅券押さえず汚職のキーマン取り逃がす"大チョンボ"
【法務省発】山下貴司法相と森本宏東京地検特捜部長"同期の桜"は火花を散らすか
【警視庁発】 警視総監1年交代定着に「軽視」と憤慨の声

袋とじ企画 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告

袋とじ企画 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載

袋とじ・連載 東京地裁開廷情報ピックアップ ――2018年9月12日~10月10日開廷の主な「民事訴訟」を一挙掲載(事件番号付き)。

異論

通貨の番人たちの"欺瞞"「日銀バブル」破局の未来 アベノミクスを大規模緩和で演出する黒田日銀。しかし、その歪な金融政策は日本経済を確実に蝕んでいる――。気鋭のスクープ記者が警鐘を鳴らす。 朝日新聞記者 藤田知也

安倍晋三政権が進める「働き方改革」は嘘だらけ 与党候補の大敗長時間労働の是正、同一労働同一賃金など、労働者の味方に映る「働き方改革」。しかし実際は、大企業だけが喜ぶ"虚飾"に満ちた政策に他ならない――。 東京新聞・中日新聞論説委員 久原 穏

ゴルフ・スポーツ

「スポンサー非礼問題」でウソ 青木功率いるJGTOの「ガバナンス崩壊」 JGTO(日本ゴルフツアー機構)は小誌前号の2018年11月号記事に対し「多くの間違いがある」と内部に通達した。だが、小誌に対して間違い箇所すら示さない不可解な対応に終止している。この組織に未来はない。 ゴルフジャーナリスト 宮崎紘一

九州の名門「古賀ゴルフ・クラブ」に理事長糾弾の"告発状" 九州電力、西部ガス、西鉄、福岡銀行、九電工、西日本シティ銀行、JR九州の「七社会」が仕切る九州の名門コース、古賀GC。その支配に告発の刃が向けられたが......。 小誌ゴルフ問題取材班

ゴルフ場批評(14) グレートアイランド倶楽部(千葉県) 旗を立てた「お子様ランチ」は接待コースに必要か

前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(14) 「パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ」(長崎)の愉しみ方

玉木正之の今月のスポーツ批評(14) 貴乃花よ、政治家よりビジネスマンを目指せ!

ZAITENの「企業倫理」を問う

コカ・コーラボトラーズ「ワンコインコーヒーあります」の自販機ズサン管理 路地裏のコカ・コーラの赤い自動販売機で"ひっかけ"としか思えないPOPが貼ってあったという。そして、その連絡先シールは旧社名のままだった――。

明治「東京オリンピック便乗商法」の問題点 東京五輪のゴールドパートナーを務める製菓大手の明治。しかし、五輪招待をエサにしたキャンペーンには問題だらけだった......。

ユニバーサルホーム 広報が説明を拒否した「男尊女卑CM」 妻に家事の一切を丸投げ――。旧態依然の家族観を描き出したハウスビルダーの"炎上CM"の説明責任から同社は逃げ惑うばかり。

東宝、阪急阪神HD、東急電鉄... 有名劇場・コンサートホールの「トイレ設置数調査」 文化の香り漂う劇場・コンサートホールで最も"レベル"が反映される空間がトイレ。そこで小誌取材班は、劇場ホールの関係団体、運営企業にトイレの現状について調査した。

糾弾連載 新クレーマーズレポート(14) 東急プラザ 表参道原宿店「トイレ待ち大行列」のありえない実態

糾弾連載 新あきれた広報実話(14) コカ・コーラボトラーズジャパン ネガティブ取材に「高圧対応」の勘違い広報

好評連載

新連載 佐高信の新・毒言毒語(1) 菅義偉――毎日新聞・岸井成格を圧殺した変節漢こそ"人間の仮面をかぶった狼"だ

新連載 古谷経衡の憂国コラム「ダマす悪党 騙されるアホ」(2) 「人生100年時代」に踊らされるのは愚の骨頂

巻頭連載 澤井健のZAITEN戯画(4) 小川榮太郎&杉田水脈が入れ違う倒錯言論界の『君の名は。』

袋とじ 今月の怪文書――小誌編集部に寄せられた告発文書を公開! 小売り大手「人の不幸を喜ぶパワハラ社長」 編集部に寄せられたのは、業績不振を社員のせいにし、パワハラを繰り返す社長の実態。今年日本を襲った天災で業績が一時上昇し嬉々とする面も。

袋とじ シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! 西日本・某運輸会社社長の「隠し子」に社内緘口令 宗教施設の責任者という異色の顔も持つ某運輸会社社長には、過去の不倫で出来た隠し子が存在するという。社内では厳しい緘口令が敷かれている――。

哲学者・適菜収の社会時評「読まずに言うなよ!」(14) 「安倍晋三」著『新しい国へ』を安倍晋三自身が読むべきだ!
(安倍晋三『新しい国へ 美しい国へ 完全版』)

"元"批評家・更科修一郎の「時代観察者の逆張り思考」(14) 悪魔は若大将の顔でプロ野球を食らう

上杉隆の「予定"不"調和ニュース」(14) そして「裏口入学」はメディアによって隠蔽される

外国人特派員記者インタビュー(14) 中東メディア特派員 エルカシュ・ナジーブ氏

月刊「芸能"裏"情報」(14) ――ワイドショー・女性週刊誌の舞台裏

国会議員秘書のヒショヒショ話(14) ――永田町秘書が「見た、聞いた、書いた」

横田由美子の「現代官僚生態学」(14)

ルーペ要らずの虫めがね
――小誌人気連載「プリーズ、虫めがね!」のスピンオフ
フォルクスワーゲン「酷い営業」小誌2018年11月号記事の反響が続々

著者インタビュー 松岡資明『公文書問題と日本の病理』

担当編集者の「自薦」ブックレビュー