2021/08/30
【特集】「マダム社外取締役」の優雅な日常
「女性登用後進国」の日本にあって、俄かに需要が高まっている女性経営人材。とりわけ「女性社外取締役・監査役」は引く手あまたの状況で、いまやバブルの様相すら呈している。確かに「企業経営の多様性」という題目の前には、ともすれば性差別すら連想させかねない批判はご法度。しかし、人材難を背景にした「複数社兼任」「アリバイ選任」の問題が頭をもたげる。数社の社外取を兼務してお気楽に年間数千万円の報酬……。男女の別なく、求められるのは優雅な日常を送るエグゼクティブではなく、結果責任を果たす経営人材なのである。「マダム社外取」の実像を追った――。
ZAITEN2021年09月
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