2021/12/24
【特集】岸田政権「まやかしの経済安保」
覇気のない総理、岸田文雄が勇ましくぶち上げた「経済安保」政策。いまや政権の最重要課題のひとつだが、立ち込めるのは新たな利権の臭いに他ならない。新顔の学者政商、公安筋、経産省らが混然一体となって血税はおろか、企業に群がる様はまさに百鬼夜行。しかし、当の仕掛け人の甘利明はご愁傷様にも先の総選挙で小選挙区落選、自民党幹事長から蹴飛ばされ表舞台から消えた。とはいえ、それでも新利権のマシーンが止まることはないが、鳴り物入りで誘致した台湾TSMCの半導体工場については、巨額補助金を巡ってその効用が早くも疑問視される――。国益死守を掲げながら、国富の流出をも懸念させる経済安保の〝まやかし〟を突く。
kisida、ZAITEN2022年1月号、岸田文雄、甘利明、経済安保
ZAITEN 2025年11月号 2025年10月1日発売 ¥1,100(税込)
IT上場「SHIFT」関連会社の文化財所有に懸念
佐高 信 vs. 古谷経衡「参政党の起源は〝ネトウヨの落ちこぼれ〟」
日本製鉄〝鬼っ子〟USスチールの「深刻な危機」
令和の「信用金庫・信用組合クライシス」
東京電力 経産省が完全国有化目指すも「資金繰り破綻」寸前