2019年12月号【連載16】

【澤井健のZAITEN戯画16】「犬神家の一族」関西電力編

カテゴリ:澤井健のZAITEN戯画

2019_12_sawai.jpg

『犬神家の一族』(1976年 市川崑監督)

「関西電力の収賄事件は、3月に亡くなった高浜町の元助役に責任のすべてを転嫁することで事態の収拾を図ろうとする構図が見え見えです。関電の経営者たちが、どんな顔をして口裏合わせの密談をしていたかを想像すると、まったく情けないやらおぞましいやら。そして「死人に口なし」とばかりに彼らが証言する森山元助役の虚像の、犬神佐兵衛ばりの存在感ときたらどうでしょう。あれ? もしかしてイラストがネタバレになってます?

澤井健(さわい・けん)イラストレーター。漫画家。現在、週刊文春『言霊U.S.A』でイラスト担当、月刊映画秘宝でイラスト、コラムを連載中。2018年9月、コミック『イオナ』電子版が文藝春秋から復刻。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

【澤井健のZAITEN戯画68】渦中の松本人志とゆかいな仲間たち

【澤井健のZAITEN戯画67】石破茂の『ゲルショッカー閣下』

【澤井健のZAITEN戯画66】新春すごろく「風雲!きしだ城」

【澤井健のZAITEN戯画65】「河野太郎とクリーチャー」

【澤井健のZAITEN戯画64】旧ジャニーズ東山・井ノ原&キムタクの『沈黙』

【澤井健のZAITEN戯画63】 林真理子の「マドンナ」

【澤井健のZAITEN戯画62】「ジャニー喜多川の24時間テレビ」

【澤井健のZAITEN戯画61】「木原誠二とオマケのアニキ」

【澤井健のZAITEN戯画60】「広末涼子の『恋におちて』」

【澤井健のZAITEN戯画59】「キヤノン御手洗と読売巨人軍」