ZAITEN2025年09月号
【澤井健のZAITEN戯画85】
【澤井健のZAITEN戯画85】「女装家TOKIOの断末魔」
カテゴリ:澤井健のZAITEN戯画
『国宝』(2025年 李相日監督)
元ジャニグループの例にもれず、不祥事続きのTOKIOが解散を余儀なくされました。最後に残ったのは城島茂(島茂子)と松岡昌宏(家政婦のミタゾノ)の女装キャラで人気を博した2人。折しも巷では、女形2人が姸を競う『国宝』が大ヒット中。青島幸男の『意地悪ばあさん』から、最近では梅沢富美男の『浅草ラスボスおばあちゃん』まで、地上波で男性にあたりまえのように女性キャラを演じさせる日本の文化は非常に特殊でおもしろいですね。『家政婦のミタゾノ』に至っては、すでに6シーズンが放送済みで、松岡昌宏の代表作になっていますから。
澤井健(さわい・けん)イラストレーター。漫画家。現在、週刊文春『言霊U.S.A.』でイラスト担当、月刊映画秘宝でイラスト、コラムを連載中。2018年9月、コミック『イオナ』電子版が文藝春秋から復刻
関連記事