ZAITEN2026年3月号

あきれた広報実話 不定期連載 第85回

明治薬品〝炎上案件〟の取材にも社員一同に危機感なし

カテゴリ:クレーム・広報

メディアから取材される機会が少ないからか、広報窓口もなく、悠長に構えて自社の〝炎上〟案件の対応をスルーした明治薬品。そうした対応からは、無自覚に自社の評価を落とす危険性が垣間見えた。

 本誌今月号では、通信販売専売商品のWEB広告に苦情が殺到する、明治薬品のコンプライアンス不全の企業体質を報じた(詳細は104頁参照)。  

 事実確認のため、明治薬品に取材を試みた。まず、富山県にある本社の代表電話に架電し、取材の旨を伝えて広報室などマスコミ対応窓口への取り次ぎを依頼した。すると〈担当者不在のため、折り返しかけ直します〉とのことで、電話番号を伝えるも折り返しの連絡なし。翌日も架電したが、まったく同じやりとりだったので、担当部署名を尋ねたところ、なぜか即答できず〈少々お待ちください〉と保留となった。数分待った後の回答は「総務人事課」で、この日も折り返し連絡はなかった。  

 そこで翌日、「総務人事課」宛に架電するとやっと「担当者」とされる人物が電話口に出た。念のため担当者であるか確認すると、〈いや、うちには広報室みたいな、そういったことに対応する部署や窓口はないんですよ〉と、社内体制が整っていないことをさらっと言ってのけた。取材依頼があった場合はどのように対応しているのかと質すと、〈いやあ、それは......〉と歯切れが悪い。とにかく質問状に目を通してくれないかと要望すると、〈え? 回答は任意ですよね?〉と要領を得ない質問をしてくる始末。取材は受けられないという意味かと尋ねると、〈え? これって取材なんですか? 御社名を忘れたのでもう一度教えてください〉とようやく事態が飲み込めたようで、送付先のメールアドレスを聞くことができたが、結局、回答拒否だった。

......続きはZAITEN3月号で。

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