ZAITEN2021年09月号

2021年9月号【連載37】

【澤井健のZAITEN戯画37】東京五輪メンバー「そして誰もいなくなった」

カテゴリ:澤井健のZAITEN戯画

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原作はアガサ・クリスティーの代表作。見立て殺人ものの元祖であり、登場人物が全員殺されてしまうという驚愕の展開も有名。今回は最も原作通りに映像化されたBBCのドラマ版に、不祥事で次々と関係者が辞任する東京オリンピックをなぞらえてみました。不祥事の年代順に原作の殺され方をシンクロさせてみたのですが、一応解説しておきます。第1の犠牲者は酒に毒を盛られ窒息死(イラストはグラフィックデザイナーの佐野研二郎)、第2が致死量の睡眠薬(元JOC会長の竹田恆和)、第3が撲殺(元開閉会式演出担当クリエイティブディレクターの菅野薫)、第4が斧で頭をカチ割られる(元大会組織委員会会長の森喜朗)、第5が毒物を注射(元開閉会式演出担当クリエイティブディレクターの佐々木宏)という途中経過。まさに「呪われたオリンピック」。当事者たちが、原作の登場人物同様に、当事者たちのうしろ暗い過去が暴かれていく展開も皮肉でした。



澤井健(さわい・けん)イラストレーター。漫画家。現在、週刊文春『言霊U.S.A.』でイラスト担当、月刊映画秘宝でイラスト、コラムを連載中。2018年9月、コミック『イオナ』電子版が文藝春秋から復刻。

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