2020年12月号【連載28】

【澤井健のZAITEN戯画28】「ダークサイド」に落ちた菅義偉

カテゴリ:澤井健のZAITEN戯画

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『スターウォーズ』トリロジー(1977~2019年 ジョージ・ルーカス、アーヴィン・カーシュナー、リチャード・マーカンド、J・J・エイブラムス、ライアン・ジョンソン監督)

10月号に描いたテーマ「ダークサイドに堕ちた政治家は悪相になる」の続き。今回はいよいよ総理まで上り詰めた菅義偉首相の形態変化を『スターウォーズ』のパルパティーン皇帝になぞらえてみました。菅の変貌ぶりはまさにパルパティーン並みです。1977~83年までのエピソード4、5、6を旧3部作、99~2005年までのエピソード1、2、3を新3部作、15~19年までのエピソード7、8、9を続3部作と呼ぶのが現在では映画ファンのセオリーとなっていて、悪の皇帝パルパティーンは全エピソードを通して影の大ボスという存在でした(とはいえ、エピソード9で判明した「結局、ラスボスはパルパティーンだった」というオチには個人的にがっかりしました)。森喜朗も同じテーマで描けそうですね。

澤井健(さわい・けん)イラストレーター。漫画家。現在、週刊文春『言霊U.S.A』でイラスト担当、月刊映画秘宝でイラスト、コラムを連載中。2018年9月、コミック『イオナ』電子版が文藝春秋から復刻。

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