ZAITEN2025年11月号

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みずほ銀行「自宅待機5年裁判」判決が最高裁で確定

カテゴリ:事件・社会

 みずほ銀行の元行員が「約5年に及ぶ自宅待機命令の末に懲戒解雇された」としてみずほ銀を訴えた裁判は、9月3日に最高裁判決でみずほ銀の違法性が確定した。この問題は、2007年にキャリア即戦力採用枠で入社した男性が16年4月に突然自宅待機を命じられ、以後11回に及ぶ退職強要と長期の自宅待機を余儀なくされたもの。男性は18年12月にハラスメントの内部通報に踏み切ったが自宅待機は続き、21年5月に懲戒解雇されて同年9月に提訴した。

 一審の東京地裁は退職勧奨が約4年半、そのうち約4年を「違法な退職勧奨」と判断し、みずほ側に賠償金330万円の支払いを命じた。ただ、男性の地位確認と賃金請求は認めなかった。双方が控訴した二審の東京高裁は今年2月に棄却。男性が上告したものの、最高裁が棄却して一審判決によるみずほ銀の違法性の認定が確定した。

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