ZAITEN2023年08月号

西武HD筆頭株主「NW社」に〝解散説〟浮上

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NWコーポレーション(東京・渋谷)という企業をご存知だろうか。西武グループの総帥だった堤義明(89)が2005年にインサイダー取引容疑で逮捕・起訴された後、信用不安に陥った同グループの再建役として銀行から送り込まれた現西武ホールディングス(HD)会長の後藤高志(74)らが慌しく設立。実体は創業一族の堤家の影響力排除を目的に旧来の中核会社コクドの株主をそっくり移し替えた受け皿会社で、現在は西武HDの15・82%の株式を保有する筆頭株主でもある。

 あれから18年。ここに来てこの会社の「解散説」が急浮上している。主導者は誰なのか、目的は何か。 〝奥の手〟が一転して...... 「あなたが保有するNW社の株を戻して欲しい」  最近、西武グループ幹部数人がこんな通知を受けたと関係者の間で話題になっている。当事者や周辺の情報によると、「株返却」の詳しい理由説明はなく、いきなりの「乱暴な申し入れ」だった。今のところ、株の返却や買い戻しに応じた例は確認できないという。  NW社の株主は大半が西武グループの古参幹部や社員たちである。05年の堤の逮捕・起訴によってそれまで秘密のヴェールに包まれていた西武グループの複雑な支配構造が白日の下に晒された。グループの中核会社は当時のコクドで、西武鉄道やプリンスホテル、西武建設、西武運輸などの大株主として各社を傘下に置いていた。

 

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