ZAITEN2025年07月号

【対談】佐高信の賛否両論

佐高 信 vs. 吉永みち子「SNS政治家を蔓延らせる『金融資本主義』はもう限界」

カテゴリ:インタビュー

フジ崩壊はカネボウの相似形

佐高:吉永さんはフジテレビ問題の第三者委員会報告書は読んだ? 

吉永:知り合いが拾い読みした内容を又聞きしただけね。大体、私のとこになんか送ってこないもの。

佐高:そういえば吉永さんはフジテレビとはあんまりご縁がない?

吉永:ないのよ。テレビとのかかわりは30年以上になるんだけど、フジと日テレにだけは嫌われているみたいでね。私の方は別に含むところはないんだけど。

佐高:日枝(久=フジサンケイグループ元会長)さんに会ったことはある?

吉永:何かの受賞式で一度だけ会ったことがあるけど、言葉を交わすような距離感じゃなかったわね。

佐高:私はフジが高杉良さんの小説をドラマ化した時に会って、話もしたことがある。向こうは話したくなさそうにしていたけどね。

吉永:日枝さんのお気持ちもわかるけどね。

佐高:(苦笑)私は、産経新聞の社長だった住田良能とは慶応の同期ということもあって親しくてね。日枝が独裁W体制を固めた後のフジサンケイグループにあって、ただ一人、抵抗の動きを見せたのが住田だった。でも2008年に多発性骨髄腫が発覚し、5年後に亡くなってしまってね。

吉永:そうね。ただ、私たちはフジテレビに30年以上君臨してきた日枝さんしか知らないわけだけど。かつて「女子25歳定年制」と言われて、女性社員の立場が非常に弱かったフジの体質を変えるために社内で初めて労働組合を立ち上げたのも日枝さんだったのでしょう? そういう意味では、彼自身も権力や権威に対する反抗者という面も、少なくとも若い頃はあったのでは?

佐高:渡辺恒雄も若い頃は共産党員だったくらいだからね。でも誰であろうと、一人の人間があまりに長く居座るとダメだよ。

吉永:うーん......そうね。どんな人間でも齢を取れば若い時とは変わってくるものね。しがらみがない若い頃は自由な発想ができた人でも、歳を重ね、抱えるものが大きくなるとそうはいかない。

......続きはZAITEN7月号で。

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